トイレにも宗教や文化の違いが!アラブのトイレ事情に迫る

shutterstock_182069009

(C)Shutterstock

世界有数のリッチな都市と言われるドバイがある国、UAEことアラブ首長国連邦。

観光スポットが数多くあり、その中でもひときわ目立ち、高さ世界一を誇る『ブルージュ・ハリファ』を一目見ようと、多くの観光客がUAEを訪れています。

そんな世界一が集まるUAEですが、訪れたことのある人は、トイレを使用する際に「便器の隣にあるあの小型シャワーは何?」と思ったのではないでしょうか?

海外旅行をすると、文化の違いに戸惑う人は多いものです。とくにトイレに関しては、どうしてよいのか分からず困ってしまうこともあります。

そんなわけで、今日はUAEのあまり知られていない”トイレ事情”についてご紹介します。

 

■イスラム圏のトイレには小型シャワーが設置されている

UAEのモールにあるトイレ

UAEのモールにあるトイレ

画像の左側に写っている小型のシャワーは、UAEのモール(デパート)などの公共施設のトイレには大抵設置されています。

もうお気づきかと思いますが、これは用を足す時に、トイレットペーパーの代わりに使用します。

 

■目からうろこ!イスラム教の教えに沿った「イスラム式の洗い方」

トイレの横には小型シャワー

トイレの横には小型シャワー

使い方ですが、スプレーのようにハンドルを引くと水が勢いよく出てきますので、水を当てながら、左手を使い汚れた箇所を洗い流します。

もちろん大便もです。汚いと思われがちですが、アラブの人曰く、水で洗わないほうがもっと不潔だとのこと。

左手を使うのは、イスラム教では左手は”汚れ(けがれ)の手”とされており、おしりを洗うときにはその左手を使うことになっています。

おしりを水で洗い清める動作をイスラム教では『イスティンジャー』と呼びます。これをすることで体が清めることができます。

そして手を石鹸で洗った後、新たに『ウドゥー』と呼ばれる体全体の清めの動作をし、その後お祈りをすることが可能になります。

20161028_220654

ハンドルを引くと勢いよく水が出ます

イスラム教圏に暮らしている人々は、イスラム教の教えに沿った生活をしています。

ですので、トイレ環境もそれに従い、イスラム式になっています。

さらに発展途上国の場合、トイレにはトイレットペーパーはなく、まして小型シャワーなどといったものは設置されていません。

置いてあるのは、水が入ったジョーロのみの場合も。手を洗う石鹸さえないところもあります……。

 

■たばこ厳禁。吸えば200ディルハムの罰金

屋内喫煙の罰金は約5500円

屋内喫煙の罰金は約5500円

UAEのとあるデパートのトイレに貼ってあった注意書きです。

「トイレでたばこを吸ったら200ディルハムの罰金です」というもの。イスラム教圏のトイレらしい注意書きです。

アラブでは宗教上の理由からたばこを嫌う人も多いので、それに配慮したものだと解釈できます。

 

■清掃人が四六時中掃除に励む

海外へ出て、いざそこに住んでみると、日本がどれだけ楽な暮らしを享受できていたのかを思い知らされます。

日本は快適かつ清潔で、多くの人が共通のマナーに沿って生活しています。

ところが海外では、さまざまな国のさまざまな環境で育った人々が住んでおり、全ての人が共通のマナーを守っているわけではありません。それは、トイレにおいても同じことが言えます。

そういった理由からでしょうか、UAEにあるトイレには必ず清掃人がいて、四六時中掃除をしているのです。

特に公共施設では清掃人はトイレで常に待機しています。一人が用を足しトイレから出てくると、そのあとすぐに清掃人が汚れていないかどうかを確認し、床が濡れていればモップで拭き、場合によってルームスプレーを一吹き……という作業が常に行われています。

日本であれば、およそ考えにくいことではないでしょうか?

 

■ウォシュレットが無い!

レストランFUJIYAにあるウォシュレット

レストランFUJIYAにあるウォシュレット

小型シャワーがあるのなら、ウォシュレットは当然あるのかと思いきや、UAEにはウォシュレットはありません。

せいぜい、ドバイの日本食レストラン『FUJIYA』にあったくらいです。

ウォシュレットの水が出てきている様子

ウォシュレットの水が出てきている様子

型式は少し古いようで、水勢調節はボタンではなくツマミを回して行うタイプでした。それでも使い心地はいたって普通のウォシュレットです。長いUAE生活で、久しぶりのウォシュレットに感激してしまいました。

このようにレストランにウォシュレットがあったのは、奇跡に近いものがあります。

ふつう、UAEのどこを探してもウォシュレットは見当たりません。

 

■ウォシュレットがあるトイレは日本の特徴の1つ

しかし、ウォシュレットが無いのはUAEだけではありません。海外のいたるところを探しても、ウォシュレットはほとんど見当たらないのではないでしょうか?

外国人の日本のイメージは、ディズニー映画『カーズ2』にも表れていますよね。作中にウォシュレットの快適さをキャラクターが実感するシーンもありました。

また、ウォシュレットは外国人に大変人気で、日本へ旅行する訪日外国人の中には、わざわざウォシュレットを買って帰っていく人もいるほどです。

当たり前のようにウォシュレットがある日本は、それだけ快適な国であるということが分かります。

 

私達が使っている身近なもの、それはトイレ。

海外ではウォシュレットが無いのが当たり前です。そのため、海外で困らぬよう前もってその国の風習や宗教を理解した上で使いたいものですね。

 

【あわせて読みたい】

※ まだ空腹我慢してるの!? 芸能人も実践する「頑張らないダイエット」-Sponsored-

※ アメリカで未確認生物「ゴートマン」の撮影に成功か

※ アメリカのUMA「シャドーピープル」が小学生を襲った?

※ 科学によって解明され始めた「バミューダ・トライアングル」の正体

※ 漫画家・浦沢直樹不倫報道の次にメディアに狙われるのは…?

【解散間近…!? SMAP関連記事はコチラ】

smap