【元巨人敏腕スカウト極秘メモ】早実・清宮が手本にするプロ野球選手とは…

出典:https://pixta.jp

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巨人・福田聡志投手らによる野球賭博の闇は深い。10月6日に新聞各紙が報道してからというもの、球界の賭博事件に関する取材などでバタバタしていた10月10日。私は、汚れたプロ野球界の実態を振り切るかのように、早朝から秋の高校野球東京都大会(八王子球場)に足を運んだ。

目的は早実の清宮幸太郎(1年)が、甲子園出場を果たしてどれだけ成長したのか、この目で確かめたかったからだ。都立小平戦の第3打席に清宮はセンター方向やや右にライナー性のホームランを放った。

夏の甲子園西東京大会予選もこの球場で清宮を観た。まだ3カ月も経っていない。その時は清原和博、松井秀喜の高校時代を観ている私には、明らかに清宮に物足りなさを感じたが、ひと夏(甲子園)を経験したことで、これほどまでに変わるものなのか正直驚いた。余裕、オーラが違うのだ。

「甲子園が選手を育てる」

1957年、王貞治投手を擁しセンバツ甲子園初優勝に導いた元早実監督の名将・宮井勝成氏(89)は私にそう語ったが、まさに怪物の風格さえ感じた。

U-18侍ジャパン代表に選ばれた清宮は四番を任された。「西谷浩一監督(大阪桐蔭)から、精神的な甘さをかなり指摘されていました。他校監督の指導で清宮はさらに一皮むけた」(ベテラン高校野球担当記者)という話を聞くと、清宮の成長はピリッとした守備動作にも表れていた。