インフラの老朽化で危ないのは道路陥没だけではなく「街路樹」も

@yume / PIXTA(ピクスタ)

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11月8日の朝に発生したJR博多駅前の大規模な道路陥没は、地下鉄延伸工事の影響でトンネル内に地下水が流れ込んだことが原因のようだ。

道路の陥没は、インフラの老朽化が進む大都市を中心に相次いでおり、もはやどこで起こってもおかしくない状態になっている。

道路や橋梁、トンネルなど日本のインフラは、1960年代の高度成長期に急激に整備された。背景には人口の急増や大都市化、モータリゼーション(自動車の大衆化)の進展などがあった。さらに1964年に東京五輪が開催されたことで、東京を中心にインフラ整備に拍車が掛かった。

それから半世紀がたち、インフラの劣化が顕著になりつつある。高速道路や橋梁などのコンクリート片の落下が深刻な事故となっており、2012年には中央自動車道の笹子トンネルで大規模な崩落事故も起きている。そして、高度成長期の負の遺産ともいうべきインフラの劣化は、コンクリート構造物だけにとどまらない。実は植物である“街路樹”も非常に危険な状態となっているのだ。

「高度成長期に多くの道路が整備されるのと同時に、環境対策から街路樹も植えられました。当時は樹齢10~15年ほどでしたが、いまでは60年以上を経て老木になった街路樹も多いのです。しかも、道路沿いや中央分離帯にある街路樹の環境は、公園など広い場所に植えられたものに比べ劣悪です。老朽化に加え、過酷な環境で過ごしてきているので、見た目には問題がなさそうでも、内部が空洞化して、倒木しやすいものも多いです」(都内の樹木医)

2013年10月には、横浜市で台風による強風で街路樹が根元から倒れ、乗用車を直撃し、運転していた男性が腰の骨を折る大けがをした。この事態を受けて、街路樹を管理する市町村や都道府県などの自治体は対策に乗り出した。横浜市では2014年度から4年間にわたり、市内約2万8000本にも及ぶ街路樹を、樹木医が点検するプロジェクトを始めている。

「空洞化しているかどうかは見た目でも分かります。幹の上部に、縦に口を開いたようなくぼみがあるからです。周囲を木槌でたたくと、音が反響している部分があり、内部の空洞化をこうして確認するのです」(同・樹木医)

環境対策で設けられたものが、われわれの安全を脅かすものになろうとは何とも皮肉な話だ。

東京五輪を開催するための施設も大事だが、こうした老朽化した公共施設にも費用を投じていくべきである。

 

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