酵素ドリンクなのに酵素なし!? 偽物酵素の実態と正しい選び方

出典:https://pixta.jp

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「自然にすっきり美しく」、「アンチエイジングに」、「ダイエットでキレイを実感」

ナチュラルなイメージで健康にいいと、酵素の認知度が広まっている。この数年で酵素関連の健康食品が通信販売を中心に活況を呈し、ドリンクや錠剤、顆粒などさまざまな形態で販売され女性たちに人気だ。

食べ物を消化したり、体の中のいらないものを排出したり、臓器を働かせ手足を動かす、などなどあらゆる生命活動に関わっているのが酵素。自らの体の中に持っている酵素の数は限りがあって、現代人は食べすぎやストレスなどで大量消費している。

そこで、外部から酵素をとって元気になろう。ダイエットにもいい。とにかくいろいろ健康にいいので、酵素販売業者はあの手この手で効果効能を喧伝している。

「酵素が体にいいのは確かですが、酵素飲料といわれるものには、酵素が入っていません。飲料は出荷前に必ず過熱処理をします。酵素は熱に弱く、このときに失われてしまうのです。ただ酵素をとりたいのであれば、納豆や大根おろし、生野菜を食べればいいと思います」(健康ライター)

また、酵素はたんぱく質の一種である。ゆえに酵素が体に入ったとしても、胃や腸で分解されてしまう。「とった酵素が体に働く」「酵素を補給する」などと、まるで酵素が体に吸収されるがごとくの宣伝文句は、嘘っぱちで科学的根拠がないものと分かるだろう。