選定方式に多くの疑問の声が寄せられるようになった「流行語大賞」の裏事情

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年末恒例の流行語大賞。その候補30語が11月17日に発表された。1年の出来事を象徴する言葉が選ばれるということもあって毎年注目度が高い同賞だが、ノミネートされる流行語自体に疑問を持つ声も増えている。

この流行語大賞だが、改称や選定方法などを経て、現在の形である『ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)となった。その歴史はけっこう古く、1984年に開始されており、今年で通算33回目の開催になる。

歴史ある流行語大賞を獲るということは、芸能界、特にお笑い芸人の世界では、漫才王者を決定する『M-1グランプリ』に勝るとも劣らない価値があるのだという。

「一昨年大賞を獲った“ダメよ~ダメダメ”(日本エレキテル連合)、昨年候補となった“安心して下さい、穿いてますよ”(とにかく明るい安村)でも分かるように、“芸人枠”があるといわれています。最近では流行語大賞を意識したリズムネタを作る芸人が目立ちます。候補になるだけでもニュースになって、名前も大々的に広まるので、非常に魅力的なのです」(テレビ局関係者)

しかしここ数年は、この流行語大賞と世間の感覚の温度差というものが顕著になっているようだ。

昨年の2015年に年間大賞を獲得した言葉を覚えている人は、どれくらいいるだろうか? 大賞には“爆買い”と“トリプルスリー”が輝いた。確かに中国人観光客を中心とした爆買いは、ニュースでも大きな話題になった。しかし、“トリプルスリー”が選ばれたことについて、なぜなんだと感じた方も多いのではないだろうか。

「プロ野球のファンでなければ、全く縁のない言葉です。特に、野球を知らない女性からは、『初めて聞いた。一体何のこと?』、『いつ流行ったの?』といった意見も聞かれ、男女問わず大賞には疑問の声が多かった」(週刊誌記者)

今年のノミネートされた30語を見てみると、やはり納得できるものと、そうでないものがあると言わざるを得ない。

「昨年末のM-1優勝で火の付いた『トレンディエンジェル』の“斎藤さんだぞ”と、ノミネートの発表にぎりぎりで滑り込んできた“PPAP”とでは、言葉の“鮮度”が違いすぎるため、同じ土俵で選ばせるのは酷な気がします。一方で、週刊文春に関連した言葉、特にベッキーに関するものがいくつか候補に挙がっていますが、これらの受賞はないでしょう。受賞者が現れない授賞式は白けてしまうためです。それはSMAPにも同じことが言えます」(同・記者)

仮に最も流行した言葉だとしても、受賞には“大人の事情”というものが大きく作用するようだ。そして、受賞したとしてもあっという間に忘れ去られるのも毎年のことなのだ。

ちなみに候補の30語は以下の通り。

アスリートファースト/新しい判断/歩きスマホ/EU離脱/AI/おそ松さん/神ってる/君の名は。/くまモン頑張れ絵/ゲス不倫/斎藤さんだぞ/ジカ熱/シン・ゴジラ/SMAP解散/聖地巡礼/センテンススプリング/タカマツペア/都民ファースト/トランプ現象/パナマ文書/びっくりぽん/文春砲/PPAP/保育園落ちた日本死ね/(僕の)アモーレ/ポケモンGO/マイナス金利/民泊/盛り土/レガシー

大賞は12月1日に発表される。

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