中日ドラゴンズ落合GMの傀儡政権ではない森繁和監督の実力

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吉見健明の「ダッグアウト取材メモ」

今季崩壊寸前だった中日ドラゴンズの火消し役として、手腕を発揮したのが、森繁和新監督(62)である。

落合政権下の8年間は、投手コーチやヘッドコーチとして同監督を陰に陽に支えた。卓越した選手掌握術や采配能力は、私も編集協力させて頂いた彼の著書『参謀』(講談社)に明記されているため割愛するが、まさしく八面六臂の活躍であった。

ここで言いたいのは、森監督が一部で報じられているような、落合博満氏の傀儡政権ではないということだ。

「繁さんは落合氏の操り人形ではない。むしろ落合氏を操っていた側です。それは選手補強、ドラフト面にも及んでいました。ほとんどのアマチュア関係の選手獲得ルートは、繁さんが手配して、落合氏を動かしていた。また、チーム内でも中立で公平な立場を崩さなかったため、選手たちからも信頼されていた。特に投手陣からの人望が厚いと評判です」(某中日球団幹部)

フリーエージェント権を行使しての移籍が確実と見られていた、大島洋平と平田良介の両外野手を残留させたのは、森監督の功績だ。この2名を説得できたのも、彼の人間性によるものだろう。監督時代の落合氏に「お前(森氏)は選手に好かれて羨ましいよ」と言わしめたほどだ。

前述した『参謀』にも書かれているが、森氏がチームの編成にも関与できる“ゼネラルマネジャー(GM)的監督”になることを予測し、谷繁政権下のへッドコーチに推薦したのは落合氏だった。いわば陰の実力者の意味合いも兼ね備えるGM的監督で真っ先に思い当たるのは、故根本陸夫氏だ。

根本氏は事実上のGMとして、西武ライオンズ、福岡ダイエーホークスで辣腕を振るった人物だ。ニックネームは“球界の寝業師”だった。

「森氏は、根本さんから『お前は背広(GM)で活躍して野球界に貢献する人間になれ!』と期待されていた。監督になったとはいえ、根本さんの言葉であるGMのような仕事を実践してきたことが、森氏の自信の拠り所でもある。西武、横浜のコーチ時代は、若い選手のトラブル(主に女性関係)を秘密裏に解決してきた。これは根本さんが得意としていたこと。表も裏も知り尽くした監督は森氏が最後になるかもしれない。彼は『落合氏がGMを辞めるか否かは関係ない』とまで言い切っています」(中日OB)

今季、中日は最下位に終わった。しかし私は、森繁和監督率いる中日の来季優勝を、いまから予想したい。

(スポーツジャーナリスト・吉見健明)

 

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