北千住で幕を下ろしたディスカウントの先駆け「TOPOS」から見る小売業界の栄枯盛衰

(C)Shutterstock

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スーパーマーケットで一世を風靡した『ダイエー』がイオングループの子会社になって、まもなく2年が経とうとしている。そんななか、かつてダイエーが運営していたスーパー『TOPOS(トポス)』の最後の一店舗『TOPOS北千住店』(東京都足立区)が11月14日に閉店した。

TOPOS北千住店の歴史は古い。

「1969年に中国地方を中心に展開していた丸信が、東京に『丸信千住店』として出店しました。翌年にはダイエーと共同出資した『マルシンダイエー』の『丸信東京店』として開店しています。1977年に『ダイエー』となり、1981年に現在のディスカウント業態の『TOPOS』と名を変え、約50年近く北千住に根付いてきたのです」(流通ライター)

同店が位置する千住本町センター沿いの地域が、『千住一丁目地区第一種市街地再開発事業』に含まれることから閉店が決定し、同店の跡地にはタワーマンションが建設される予定だ。

「トポスは、ダイエー衰退の影響を受け、業界からの大幅な撤退と縮小に至りました。しかし、2008年より競合企業であるイトーヨーカ堂が、売上減少既存店からディスカウント転換という方針転換を行い、結果的にトポススタイルを模倣して『ザ・プライス』の名でディスカウント業態に本格参入しています。ダイエーを傘下に収めたイオングループも、『ザ・ビッグ』という店舗ブランドとして、売上減少既存店をディスカウントに転換しています。その経緯を考えると、トポスの業態は名を変えて生き続けているといえます」(同・ライター)

閉店を前にした店の入り口には、《47年のトポス北千住店へ『思い出の一言』をいただけるととてもうれしいです》というカードが置かれていた。また、メッセージコーナーの掲示板には、住民からの思いが数多く張られていた。

皮肉にも、北千住はライバル企業のイトーヨーカ堂発祥の地でもある。店の規模は小さくても、取締役目前の社員が店長を務めるという慣例がしばらく続いた。それが『ザ・プライス』に業態転換され、そちらも今年4月に閉店。2019年に複合施設に業態を変更しての再出店を予定している。

小売業界の栄枯盛衰を刻んできた東京の下町、北千住にも変革が訪れようとしている。

 

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