浅田真央愛用寝具「エアウィーヴ」がベンチャー企業世界大会の日本代表に選出!

(C)Shutterstock

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画期的なイノベーションの95%はベンチャーから生み出されるといわれている。日本でも、古くはソニーやホンダ、近年ではソフトバンクやHISといった日本を代表するリーディングカンパニーは、いずれもベンチャーから大手へと成長した企業だ。

米フォーブス誌が毎年発表する、世界のトップ2000社に入っている企業は、アメリカ466社に対し、日本は181社。そのうち1980年以降に設立された企業(金融を除く)は、アメリカでは154社で約3分の1を占めるが、日本では24社と約8分の1にとどまる(2013年現在)。日本ではベンチャーが育つ土壌がアメリカに比べ未熟だといえる。

国家の国際競争力の調査として有名な『世界競争力年鑑』(国際経営開発研究所)の2013年版において、日本は60カ国中24位にランキングされている。その反面、起業家精神の項目では56位と非常に低い評価となっている。また、世界銀行が行った起業環境に関する国際比較によると、開業に要する手続き、時間、コストを総合的に評価した場合、日本の起業環境は総合順位で124位という状況だ。

ベンチャーは新たな雇用を創出するとともに、社会の活性化にもつながる。ベンチャー精神が乏しいのは、リスクを嫌い安定を好む日本人の習性と言ってしまえばそれまでだが、デフレをなかなか克服できない一因となってはいないだろうか。

そんななか、今年で16年目を迎える『EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2016ジャパン』(EY Japan主催)の表彰式が先日開催された。これは新しい事業領域に挑戦する起業家の努力と功績を称え、活躍する起業家の姿をロールモデルとして紹介し、表彰するものだ。

まず、日本全国各地区から24名の起業家が選出され、表彰式当日にはプレゼンテーションも行われた。今年は株式会社エアウィーヴ(代表取締役会長・高岡本州氏)が日本代表に選ばれた。同社は来年6月にモナコ公国モンテカルロで開催される世界大会(EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー)に出場する。

同社はもともと、愛知県に本社を置く合成樹脂の射出成型機メーカーだったが、2007年に寝装具関連用品の製造販売会社に業態転換している。アメリカのスタンフォード大学と共同で、睡眠の研究を継続し、CMには浅田真央や板東玉三郎、錦織圭らを起用することで、ブランドイメージの向上に成功した。

審査委員長の出井伸之氏は総評として次のように語った。

「この25年はインターネットの時代だったが、日本から世界を驚かせる企業は現れなかった。しかし、メイド・イン・ジャパンのよさは世界的に認められており、今後はインターネットと日本の得意なものづくり、そこにAIやビッグデータといった技術が組み合わせられることで、新しいビジネスモデルを作る時代になる」

日本が再びビジネス大国として、世界をリードする時代がやってくるかもしれない。