23区内で荒川区だけスタバがない理由と「コーヒー戦争」の行方

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スタバこと『スターバックスコーヒージャパン』が、47都道府県で唯一出店のなかった鳥取県に出店したのが2015年5月のこと。日本上陸20年目で全国制覇を達成し、鳥取では開店前からおよそ1,000名が列を作るなど、大きな話題になった。

全国に出店を果たしたスタバだが、最も出店数が多いのは東京都で、その数は約300店に上る。しかし、都内でも出店している地域にばらつきがあるようだ。

今年11月にJR総武線小岩駅直結のショッピングセンター内に、江戸川区で初めてとなる『スタバ・シャポー小岩店』がオープンした。その結果、東京23区内でスタバの店舗がないのは荒川区だけになった。荒川区の隣、足立区には北千住駅内を含み駅周辺に3店舗開業している。

「足立区にあってなぜ? といった荒川区民の不満の声もあるようですが、ターミナル駅の北千住には大きな商店街もあり、他にも周辺には4年制大学が4校もあります。それに比べると、荒川区には首都大学東京の荒川キャンパスしかなく、若者層の居住と往来が少ないのがネックなのでしょう」(飲食専門紙記者)

しかしながら、荒川区内にあるJR日暮里駅の一日の乗客数は、JR小岩駅より約4万3,000名も多い。日暮里には京成線も走っており、山手線で最も駅間が短い隣のJR西日暮里駅には、東京メトロ千代田線も通っている。東大現役合格者数トップを誇る開成高校の最寄り駅でもある。同校は高校生だけでも1,200名、併設する開成中学校の生徒を合わせると2,000名を超える大規模な学校法人だ。日暮里にスタバができる日もそう遠くはないだろう。

その一方で、スタバはコンビニのコーヒーメーカーでのコーヒー販売に押され、ここ最近は苦戦を強いられている。急成長のこの市場は、2015年通年で前年比約3%増の800億円規模にまで成長している。コンビニの販売戦略を黙って見ているわけにはいかなくなり、新たな販売戦略を打ち出した。

「ナショナルブランド商品としての高付加価値路線を前面に押し出し、サントリーと業務提携して『スターバックスディスカバリーズ』を展開中です。セブンイレブンのプライベートブランド『カフェラテ240ミリリットル』が136円(税込)なのに対し、スタバ製品は200ミリリットルで216円(同)とかなり割高の商品を販売しました。しかし、この少量での高級化が他商品と差別化されて、逆に人気なのです」(同・記者)

コーヒー戦争は2017年も続きそうだ。

 

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