SMAPの未来を不気味なほど予見していた「過去の名ドラマ」

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昨年の大みそかで解散した『SMAP』のファンたちは、いまも彼らの映像や楽曲を涙ながらに回顧しつつ惜しんでいる。そういう過去の作品のなかに、“SMAPの未来を予見していた”というドラマがある。1999年に放送され、昨年の12月17日にも再放映されていた『古畑任三郎 vs SMAP』(フジテレビ系)だ。

同ドラマでは、SMAPがそのままSMAPを演じ、中居、木村、稲垣、草彅、香取がそのままの役名で登場している。5名が草彅剛を脅す男を絞殺し、完全犯罪を企むというストーリーなのだが、中居正広が木村拓哉と喧嘩をするシーンがあった。ほかにも、香取慎吾が木村に「あんたの格好つけた顔は、もううんざりなんだよ!」と激昂し、「おれと剛くんは、いつもお笑い担当かよ」と木村に食って掛かったり、木村がそれに対して「好きでやってんじゃねえのかよ」とふてくされて殴り合いになる場面もあった。

ちなみに中居と木村の喧嘩では、中居が木村に「おれが、おれがって言うのをやめろよ」と諭すと「うるせえ。おれだからおれだろうが!」と唯我独尊的に答えていた。

「SMAPは、全員でジャニーズ事務所から独立しようという話だったのに、木村が『おれだけジャニーズ事務所に残る』と言って、計画が頓挫しました。そして、香取が『あいつ(木村)だけは許さない』という態度を最後まで貫いた結果、解散に至っています。ドラマでのやりとりはまるで、昨年の独立失敗を予見しているかのようです。さらにこのドラマでは、草彅が宇梶剛士の演じるヤクザ風の男に脅されているために、宇梶を殺す実行犯からは外されるのですが、『自分が何もしないわけにはいかない』として合流してしまい、計画が狂ってしまうときに木村らから文句が出るという場面があります。そこで香取が『いままで何をやるにも5人一緒だったじゃないか』と叫ぶ台詞があるのです。これが解散を予言しているようにも感じられて、鳥肌が立つほどです」(芸能関係者)

ファンたちは、三谷幸喜の書いた脚本を、ドラマ終盤のこのシーンが凄すぎると崇めている。…。

「古畑がSMAPのことを“友情で結ばれた5人”と評したとき、木村だけが『おれの場合はちょっと違うかな。おれの場合は“挑戦”かな』と古畑を挑発するシーンがあります。結局、最後は木村自身が墓穴を掘って犯行を認めることになるのですが、メンバーたちとは違うところを見せようとして逮捕されるところが、木村がジャニーズ事務所に残る決断をした時点でメンバー間の友情が崩れていった出来事と重なるのです」(同・関係者)

2013年9月30日には、このドラマの“未来形”として、5名が刑務所を脱獄するという設定の劇がフジテレビ開局55周年特別番組『SMAP GO! GO!』内で放映された。

「この生放送のドラマでは、中居が『脱獄すべきか、やめるべきか』について悩んでいます。これもいま、中居がジャニーズ事務所を出ようかどうか悩んでいる現状と重なっています。これも三谷の脚本なので、先見の明がすごいとしか言いようがありません」(同・関係者)

ファンならずとも、見返してみれば仰天すること間違いなしだ。

 

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