木村拓哉が新ドラマにどうしても「菜々緒を起用したかった」理由

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『SMAP』解散後に木村拓哉の初仕事となる、1月15日放送開始の連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)は、さまざまな意味で芸能界からも注目を集めている。

このドラマは、TBSが近年にないほど予算をかけている大作で、主演女優の竹内結子を筆頭に、浅野忠信や松山ケンイチ、及川光博、菜々緒ら、そうそうたる“主役級”の役者たち木村の門出を支える。

「このなかでも、最も木村が起用にこだわったのが、菜々緒なのです」(放送作家)

どうしてそれほどまでに、奈々緒の出演にこだわったのだろうか。

「竹内も浅野も及川も、見込める視聴率が高い俳優たちですが、彼らはマーケティングの観点から見ると、40歳以上のファンが多いというデータがあります。一方で、菜々緒は10~30代までの、テレビ局関係者が“ブラインド層”と呼ぶ、ほとんどテレビを見ない世代にも人気があるのです。そのため、視聴率に鋭敏な感覚があり木村は、ジャニーズ事務所を通じてTBSに『どうしても菜々緒のスケジュールを押さえてくれ』と頼んだそうです」(同・作家)

一方で、TBSのドラマスタッフは次のように話す。

「医学監修者への報酬や、医療機器のレンタルにも予算がかかっており、1話あたりのコストは1億円を超えています。このドラマが成功すれば、今後の木村の仕事はかなり明るくなるでしょう。それは『ドクターX』の米倉涼子や、『相棒』の水谷豊(ともにテレビ朝日系)を見ればよく分かります」

ただ、視聴率が取れないとなれば“数字には結び付かない俳優”になりかねない。それは木村にとって本意ではないだろう。

「A LIFEの視聴率が伸びなかったとしても、木村の場合は事務所のバックアップが半端じゃないから、ダメなら『2046』で培った人脈をたどり、香港あたりに進出するのではないか」(前出・放送作家)

木村は以前から、何を演じても一本調子だという指摘をされている。ただ、2004年に香港映画の『2046』に出演したときは、フェイ・ウォン相手に色気がある静かな男を演じて、好評だった。

「あの映画はフェイ・ウォンがうまく木村の魅力を引き出していました。それに、監督の演出プランもよかった。あのときの演技は、一皮剥けるチャンスだったが、世界には出ずに、日本に戻って飛躍のチャンスを失ってしまいました。木村はあのときのフェイに、菜々緒を重ねており、演技で共振する効果を狙っているようです」(同・作家)

木村もA LIFEの出来が今後の人生を左右することは分かっている。望んだキャスティングは功を奏すだろうか。

 

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