人口100万人都市にある商店街をも衰退させる「エキナカ」

うげい / PIXTA(ピクスタ)

昨年11月30日に、JR千葉駅近くの若者向けショッピングビル『千葉パルコ』が業績の低迷によって閉店し、40年の歴史に終止符を打った。

「パルコに続いて、すぐ近くの三越も今年3月に閉店します。パルコと三越の閉店を嘆いている人も多いのですが、隣接の『千葉銀座商店街』はもっと深刻な問題に直面しています。JR千葉駅からパルコの行き帰りに商店街を通る人が、一気に減った気がします。これで三越が閉店すれば、さらに人通りが減るのではないかと気が気ではありません」(同商店街某店主)

現在、千葉市の中心地はJR千葉駅前だが、かつては同駅東口から歩いて10分ほどの同商店街周辺が中心地だった。商店街の南にある駅名が『千葉中央駅』と名付けられているのがその証左だ。

「かつてはパルコの近くにもう一つファッションビルがあったのですが、こちらは2001年に閉店しています。千葉駅東の商業エリアは、確実に人の流れがなくなりつつあります。その一方で、JR千葉駅周辺は再開発が進み、昨年新しい駅ビルが一部オープンし、来年2018年には完全開業する予定です。そうなれば新しい人の流れが期待できそうですが、パルコも三越もないとなれば駅ビルから人は出てこなくなるでしょう。これは大変なことです」(別の商店主)

この半世紀、百貨店と共存共栄してきた千葉駅周辺は、大きな転換点を迎えている。

「巨大な駅ビルに人も店も一極集中する傾向は、千葉駅周辺だけの問題ではなく、最近の都市開発に共通した問題です。駅ビルの充実、つまりJR東日本が推し進める『エキナカ』構想は、通勤や通学、買い物客にはすごく便利です。それとは逆に、駅周辺の賑わいを吸収してきた商店街の多くが、淘汰されていかざるを得ません」(都市問題に詳しいジャーナリスト)

人口100万人の政令指定都市の商店街でさえも危機的な状況だ。地方創生など夢のまた夢なのかもしれない。

 

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