担当外の手術に越権行為…現役医師が「A LIFE」に物申す

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木村拓哉主演のドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)は、現職の医師が見たら“ありえない場面”が存在するという。

ドラマでは、病院経営者の娘で、小児外科医の壇上深冬(竹内結子)の頭に腫瘍があることが発覚する。深冬の夫は脳外科医の権威で、副院長の壇上壮大(浅野忠信)。しかし、どういうわけか壮大は自分で手術を執刀せず、沖田に頼むというストーリーだ。

「妻の手術なら壮大がやってもいいはずでしょう。しかも、彼は脳外科医です。一方で沖田は心臓の専門医。そういった場合に、沖田が手術を引き受けることはありません。どの病院でも絶対に考えられない話です。この場合に考えられるのは、壮大が失敗を恐れて自分でできないとなった場合には、他病院から他の脳外科医を呼ぶはずです。心臓外科医が脳外科を扱うことは100%ありません。この部分は医学の根幹を無視しています」(外科医I氏)

看護師の柴田由紀(木村文乃)はいつも沖田の相談に乗り、「諦めちゃいけないですよ」と自身の医学的知識をもって彼の手術のサポートをする。さらに病名に関しても沖田にアドバイスを送る。しかし、これは越権行為だという。

「看護師は医療の現場で大変頼もしい存在ですが、進言はしません。彼女たちは病気に関する知識を習っていないのです。柴田は看護師の責任者なのかもしれませんが、医師控室でアドバイスをする行為は変です」(内科医H氏)

さらに、ドラマのなかでは「絶対に治す」、「きっとうまくいく」、「大丈夫だ」といった台詞が出てくるが、これもケースバイケースだという。

「長い付き合いのある患者で、最後の励ましのために『大丈夫』、『絶対に治る』とは言います。しかし、見込みがないのなら親族に『絶望です』と話しておきます。医者は後々の医療ミスが怖いのです。いいことは言っても、しっかりと親族には本当のことを明かしておきます」(前出・I医師)

医者は万能ではない。

 

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