江戸時代から今なお続く街「吉原」の魅力

髙橋義雄 / PIXTA(ピクスタ)

吉原と言えば、江戸幕府公認の遊廓があった場所であり、つい最近では、例えば安倍首相側近の元大臣がその“登楼姿”で話題を振りまくなど、多くの人に地名を知られる歴史ある歓楽街だ。現在は“御朱印ブーム”で、近くの吉原神社を訪れる人も多いという。あらためて界隈を紹介しよう。

今年で開設360年を迎える吉原は、東京都台東区に位置し、1958年まで政府公認の遊郭だった。現在はその面影を残しながら、約150件のソープランドが軒を連ねている。しかし、地名は1966年に消滅、現在は台東区千束4丁目(3丁目の一部)に統合された。

それでも吉原の鎮守でもある『吉原神社』をはじめ、吉原商店会、区立吉原公園、浅草警察署吉原交番といった公共施設から、東京都交通局の『吉原大門(よしわらおおもん)』、NTT東日本の『吉原ビル(旧吉原電話局)』などの一般企業も吉原の名称を名乗っている。かつては『都立吉原病院』(現在の台東区立台東病院)も存在していたほどで、いまなお吉原という名称はあちこちに生き続けている。

吉原の最寄り駅は、東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅だ。バスの方が便利で、都バスだと上野駅から南千住駅東口(車庫)行に乗り、吉原大門で降車。日暮里駅からは錦糸町駅行の竜泉、もしくは千束が近い。台東区の循環バスの『めぐりん』でも、吉原大門、台東病院に停車する。

吉原最大の特徴は1657年の開設以来、その形が変わっていないことだ。江戸時代から明治にかけて度々大火に見舞われた吉原。さらに大正には関東大震災、昭和には東京大空襲も被ったが、吉原の町割に変化は及ばなかった。つまり、江戸時代の地図でいまも吉原を歩けるのである。

総面積2万坪の吉原は、大門からのメインストリートの仲之町通りを中心として、南北6ブロックの街並みがつくられた。その周囲をお歯黒ドブという最大9mの堀で囲い、街全体も約2mの盛り土をして、楼閣を築き上げた。現在も大門手前には吉原の客を惑わした“見返り柳”が植えられている。ここからは東京スカイツリーもよく見える。さらに、その向かい側には行列のできる天丼店や馬肉料理店もあるので、吉原グルメも味わえる。

また、仲之町通りには吉原神社と吉原弁財天本宮があり、御朱印を集める人々の姿も目立つ。他にも大門近くには遊郭時代の復刻本を販売している『カストリ書房』が昨年オープンし、約7割近くが女性客として話題を呼んでいる。

大人の社会見学として、一見の価値がある街だ。

 

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髙橋義雄 / PIXTA(ピクスタ)

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