粗食で長寿…の落とし穴!陥りやすい「新型栄養失調」は死亡リスクが1.6倍に

粗食

出典:https://pixta.jp

高血圧・糖尿病・肥満、これら生活習慣病に対して食生活を見直すのが必須であることは、誰もが承知しているだろう。“メタボ”という言葉が定着している今、“粗食”であることがダイエットや健康のために大切、との考えが一般的だ。

一汁一菜、腹八分ではなく腹六分。空腹が長寿遺伝子のスイッチを入れるなどの健康情報もある。質素な食事と、食べる量を極力減らすのは、丸々太ったメタボオヤジにとっては有効だ。しかし、すべての人にとって健康にいいかといえば、答えはノー、である。

玄米を主食に野菜中心の食事をとるマクロビオティックが女性に人気だが、こういった粗食にこだわることでエネルギー不足になりやすい。栄養不足で薄毛になったり、爪がわれやすくなったり、過度なダイエットで老化を加速させてしまう例も少なくない。

直接の原因かは不明だが、健康を気遣いマクロビオティックに嵌っていたミュージシャンの坂本龍一(63)が中咽頭ガンを患ってしまったのも皮肉な話である。

また、子供時代に朝食をいっさい食べないで成長すると、空腹時の血糖値が高くなって、内臓脂肪が蓄積しやすくなる。将来的にメタボや糖尿病になりやすいとの調査結果が出ているのだ。そして、粗食によって悪影響を受けやすいのは、高齢者である。