乃木坂46のコンサートの裏でAKB48が味わった「屈辱」

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アイドル界の頂点が入れ替わるライブがいよいよ始まった。2月20~22日に、さいたまスーパーアリーナで行われる『乃木坂46』のコンサートと、2月21~22日に代々木第一体育館で行われる『AKB48』コンサートのことだ。

「共に橋本奈々未、小嶋陽菜という中心メンバーの卒業コンサートです(橋本の卒業コンサートは20日のみ)。単純な動員数だけ見ても、乃木坂が3日間で約11万人、AKBが2日間で約2万5000人。ここまで圧倒的な差がつくのが、いまの乃木坂とAKBの人気の差なのです」(古参アイドルヲタク)

それにしても不思議なのは、どうしてAKB48がこのようなスケジュールを組んだのかだ。

『48グループ』も『坂道シリーズ』も、総合プロデューサーは同じ秋元康氏が務めている。かたや人気が落ち、一方は動員数が増えていくことが現実だとしても、ここまでドラスティックな展開を突き付けなくてもいいのではないだろうか。

「AKBは全てを納得してこのスケジュールを受け入れた訳ではないのです。ここだけの話、2年前にはAKBがさいたまスーパーアリーナ、乃木坂が代々木第一体育館の予定でした」

このように声を潜めて話すのは、両運営に深く食い込んでいる日本テレビのA氏だ。また、A氏は次のようにも続ける。

「音楽業界は数年前から“2016年問題”(※)によるコンサートホールの“早押さえ合戦”が激しくなっていました。実際に、乃木坂は昨年の2月に行われる予定だった恒例のバースデーライブを開催することができなかったのです。今回のスケジュールは2年前から正式に決まっていて、当初は埼玉出身の小嶋陽菜が、ニックネームの“にゃんにゃん”にちなんだ2月22日に、さいたまスーパーアリーナで卒業コンサートを行うというストーリーが出来上がっていたのです」

(※)【2016年問題とは】2016年より首都圏のコンサートホールや劇場で、建て替えや改修工事が相次ぎ、エンターテインメント各分野の関係者が会場不足に直面するといわれた問題のこと

ところが、この2年のあいだに乃木坂とAKBの人気が逆転した。予定通りのスケジュールで両グループのコンサートを行った場合、圧倒的に乃木坂が不利益を被ることになる。

「さいたまスーパーアリーナは座席が可動式になっており、客数によって座席数を変更できます。しかし、もしAKBがコンサートを行っていたら、最大収容人数の半分以下の“アリーナモード”でしか満員になりません。乃木坂であれば3万5000人収容の“スタジアムモード”でコンサートを開催できます。秋元さんが“より儲ける”ための決断を下したのは、商売人としては当たり前なのです(苦笑)」

噂によると、乃木坂46はこの夏に初の東京ドームコンサートを行うという。AKB48を人気と観客動員で抜き去ったあとに敵はいない…と言いたいところだが、乃木坂46には“致命的な弱点”を抱えている。

この話は別の機会でお伝えしよう。

 

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