サッカーJリーグ中継のカメラ増で困るのは「審判ではなくて選手」の声

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2月25日、サッカーJリーグが開幕する。今季から新たに放映権契約を交わしたイギリス動画配信大手パフォーム社のサービス『DAZN(ダ・ゾーン)』によって、中継カメラ数が従来に比べ大幅に増える予定だ。迫力のある映像が期待できるが、サッカー関係者は「選手の本性が暴かれるかも」とこぼす。

「まずは審判のミスジャッジが少なくなることを期待したいですね。昨季はシーズン最後のチャンピオンシップ第1戦で不可解な判定によるPKがあり、スタジアム全体が混乱しましたし」(専門誌記者)

審判団に一層の緊張感が出ればいいが、選手たちの中にはスポーツマンとは思えない言動の選手もいて、それが増設されたカメラに拾われるなどといったケースが見られるかもしれない。前出の関係者が危惧しているのは、そのことだという。

「クラブが調整などの目的で大学サッカー部と試合をすることがあります。その際、研修目的で審判を学生にやらせることもあるのですが、選手の彼らに対する言動は、社会人としても許せないものばかり。学生たちは有名選手の本性を見せられ、失望と怒りを抱いています」(学生指導者)

ファールを取られたとき、学生審判を「テメー呼ばわり」し、難クセをつける選手が多い。中には次プレーに移る際、こっそりと足を踏みつける選手もいる。それも、一人や二人ではない。当然、態度の悪い選手名は他大学にも「気を付けろ」と伝えられる。

「Jのクラブ選手は下部組織からの昇格組が多いので、大学のサッカー部員を当然“下”に見ています。一方、学生たちはサッカー情報番組に暴言選手が出ると、『愛想がいいのは女子アナの前だけか!?』と怒っています」(同)

「DAZN(ダ・ゾーン)」の中継はJリーグだけなので大学生とプロが戦う試合は“増設カメラ”でフォローされないが、マナーの悪い選手はどんな試合でもその片鱗を見せるものだ。

中継カメラ増の本来の目的は、視聴者に多角的な映像を提供するためだが、素行不良の選手のフェアプレー精神回復にも役立ちそうである。

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