昭和におじさんがこぞって買ったボールペンがこれ

「元祖クールジャパン」再検証

~ファイル8【ヌードペン】~

春。草木芽吹き、何もかもが新鮮に見えるときめきの季節です。この時季、男性にとってのとっておきの“ときめき”といえば…、春風のイタズラで女性のスカートがひらりとした瞬間でしょう。

1969年に「Oh!モ~レッツ!」の流行語を生み、一世を風靡した丸善石油のCM(猛スピードで走る自動車が巻き起こした風でミニスカートがめくれ上がる)を持ち出すまでもなく、男性というものはチラリズムに弱いのです。

そんな男性のスケベな心理に巧みにつけこんで、全世界でバカ売れした商品があります。それがこの『ヌードペン』。

古いものなので、女性の肌が色褪せてしまっていてごめんなさい!

側面に水着の女性がいて、ペンを使おうとペン先を下に向けると…女性の水着がゆっくりと落ちて、女性は徐々にヌードに!

ボールペンの側面に女性の前と後ろの2パターンが印刷されています

ボールペンの側面に油がつまった層があって、そこを黒い薄い板が行ったり来たりすることで女性の素肌を隠したりあらわにしたりするわけです。日本では昭和40年代によくアイデア商品を扱うショップや温泉のみやげ物コーナーでよく売られていました。

まさかボールペンの側面でストリップが見られるなんて、誰が想像したでしょうか。これはもはやノーベル賞レベルの発明と言っても過言ではないと思います。このご時世、さすがにヌードペンは見かけませんが、キャラクターが上下に動くなど、同じ原理を利用したペンは現在も売られています。

ヌードと言えば1970年代、『平凡パンチ』誌上でリンゴひとつで股間を隠して話題を呼んだ麻田奈美というモデルがいましたっけ。ん? リンゴ?…… そうか、このスケベなペンを使っているのを誰かに見られそうになったら「アッポ~ペン!」と叫んでリンゴを突き刺すマネをして隠せばいいんですね!

(写真・文/おおこしたかのぶ)

 

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