落語家の月亭方正が、先ごろゲスト出演した『モモコの0H!ソレ!みーよ!』(関西テレビ)で、『ダウンタウン』松本人志の天才ぶりについて語っていた。
ほかの関西で活動していた芸人に先駆けて東京へ進出したものの、仕事がほとんどなかった方正だったが、ダウンタウンがやって来て半年後に状況は一変したという。
「シャベルカー2台で荒れた土地をブワーッと耕して、気が付いたらそこに乗せてもろててさ。『ウッチャンナンチャン』一色だった東京がダウンタウン一色になる瞬間がすごかった」と振り返った。
当時の松本については、「30歳前後の5年ぐらいは、神がかってたよ。『ガキ使』では(30分の放送時間にもかかわらず)2時間から2時間半、毎週フリートーク。みんな『宇宙人や。人間じゃない』って言ってた。ずーっと、おもしろかった。あの人は天才やったけど、何がすごいって努力の天才」と明かした。
その例として2人で車に乗っていたときのやり取りを紹介。
松本「山崎、今のおもろかったな」
山崎「えっ、なんかありました?」
松本「おっさんの帽子見たやろ。おもろかったやん」
山崎「えっ!?」
方正は「そこで松本さんはあんなおっさんが帽子被ってて、例えば《FBI》って書いてて、『そんなわけないやん!』ということにひっかかっていたりする。俺は別に『あー、FBIの帽子被ってるわ』だけ。おれが遊んでいるときに、松本さんはお笑いだけをやっていたという違い」と説明した。
また、年末恒例の『笑ってはいけない』シリーズを松本が企画した際、方正は当初、どうやって笑わせようかと考えていたという。しかし、自分たちが“笑わせられる側”だと聞いて、「どうなるんやろ? と半信半疑でロケに臨んだんやけど、やってみたら、おもろかったがな」と、天才的な発想力に驚愕したという。
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