打撃と走塁でWBC初戦勝利を引き寄せた侍ジャパン

shu / PIXTA(ピクスタ)

第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド初戦が3月7日に行われ、野球日本代表の『侍ジャパン』はキューバと対戦し、白星スタートを切った。

その立役者は、追い上げてくるキューバを突き放した3点本塁打を放った松田宣浩だという。松田は壮行試合と練習試合では結果を出せず、スターティングメンバーの三塁手には田中広輔を予想する声もあった。だが、小久保裕紀監督は松田の起用を迷わなかった。

「試合に出場していなくても、仲間を鼓舞し、ベンチを盛り上げていました。その声は球場通路にまで響いていました」(現地入りした記者)

所属の福岡ソフトバンクホークスでも、松田の檄がベンチ裏に響き渡ることがあるそうだ。そのムードメーカーの放った一発は、自ずとチーム全体に“勢い”をもたらした。松田の本塁打が決め手となり、日本は11対6で勝利を収めた。松田は本塁打以外にも5打数4安打と活躍。小久保監督の起用が当たったこともそうだが、チャンスをもらって、“一発回答”を出した松田も立派である。

試合のMVPは松田だが、ほかにも“陰のMVP”と言えるのが菊池涼介だという。

 

好守備に好走塁で球場の雰囲気を変える力のある菊池

「松田の打撃もですが、改めて評価を高めたのは菊池です。日本は初回に松田が打球をファンブルして、無死一二塁のピンチを迎えました。その場面でキューバの強く安打性の打球を華麗に捌いて併殺で切り抜け好守備を、菊池が見せたのです。そのあとも、三塁へのゴロを売ってしまった菊池は、諦めずに一塁へ走り、キューバの送球ミスを見逃さず、一塁へのスライディングでセーフになった場面も際立ちました。菊池には一瞬で球場の雰囲気を変える力があります」(関係者)

ほかにも、中田翔がシーズン中には見せないような意表を突く単独盗塁を見せ、青木宣親は強いセンターライナーを背走しながらダイビングキャッチするなど、攻撃と守備に光るプレーが多かった。

松田のようなムードメーカーの選手が初戦で活躍できたことは、このあとの試合のことを考えても大きい。侍ジャパンはこのまま勢いに乗っていけるだろうか。

 

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