WBCで日本が初戦勝利も投手陣が抱える「不安材料」

ijin / PIXTA(ピクスタ)

第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドが始まり、日本は初戦でキューバと対戦し、11対6で勝利を収めた。試合結果は大差での勝利だが、課題も見つかっている。MLBから派遣された審判団との“相性”である。

「日本の審判ならストライクとコールするような内角の投球を、ボールと判定される場面が目立ちました。しかし、一般的によく言われるような“メジャーは外角のストライクゾーンが広い”ということもありませんでした。普段とは違うストライクゾーンで捕手の小林誠司は配球に苦しんでいました」(関係者)

初戦で対戦したキューバは、将来を有望視された若手選手のほとんどが、アメリカへ亡命してしまったため、選手招集に苦しんでいた。そんななかで、四番打者を務めるデスパイネの3点本塁打は、キューバにとって明るい材料だった。

「キューバで唯一、本塁打を放ったデスパイネは、千葉ロッテマリーンズに所属した3年間の経験を生かしています」(現地入りした記者)

デスパイネと、今回の『侍ジャパン』に招集された投手との対戦データは以下の通りだ。

  • 則本昂大 29打数11安打 3本塁打 通算3割7分9厘
  • 牧田和久 15打数5安打 1本塁打 通算3割3分3厘
  • 千賀滉大 23打数2安打 2本塁打 通算8分7厘。

則本と牧田を得意にしており、データ上では千賀は苦手ということになるが、放った2安打は全てホームランというのも気になる。

状況次第では、2次ラウンドでもう一度キューバと対戦する可能性がある。先発投手の石川歩は、初回が不安定だった。則本はデスパイネに本塁打を打たれ、リリーフで出場した平野佳寿も2失点を喫している。

日本は攻撃と守備が好調で、過去3大会に続いて初戦で勝利することができた。だが、投手はまだ不安定な面を見せており、“投げてみるまで分からない”ような試合でもあった。前述のストライクゾーン、普段のシーズン中とは違う質感のWBC公式球、投手には不安材料が多い。

勝って兜の緒を締めねばならない状況である。

 

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