ひどい内容の「A LIFE」主演木村拓哉に同情論

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木村拓哉主演のドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)が“末期的内容”のまま最終回を迎え、木村に対する同情論まで出ている。

木村の演じる沖田一光は壇上記念病院に勤務する心臓外科医で、同病院の院長の娘である壇上深冬(竹内結子)の脳腫瘍の手術を執刀することになる。

心臓外科が脳外科手術を手掛けることはあり得ません。設定がめちゃくちゃ過ぎます」(テレビ評論家)

同病院の副院長は、深冬の夫でもある壇上壮大(浅野忠信)がいる。壮大は沖田の同級生でもあり、脳外科の権威だ。しかし自分で手術をせず、沖田に深冬の執刀を依頼する。

「身内には余計な緊張が入るので、壮大が執刀しないというのは分かります。ただ壮大は、沖田と深冬が過去に付き合っていたと知っている上で、さらには専門外の手術を沖田に頼んだのです。そのうち沖田に嫉妬しだすというストーリーは、訳が分かりません」(同・評論家)

加えて、同病院の顧問弁護士の榊原実梨(菜々緒)は壮大の愛人だ。第6話では実梨の父親の手術を巡り、壇上病院を訴えるという不可解な話も出てきた。

「実梨は壮大との愛人関係が嫌になり別れを告げます。そして今度は、憎悪の塊になって壮大を陥れようとするのです。ドラマが終盤になって、話の中心は壮大の方に移っており、インターネット上では《主役が誰だか分からない》という意見が出ています」(ネットライター)

有名病院の跡取り息子であり、壇上病院で修業中の井川颯太(松山ケンイチ)は、手術が下手で沖田を毛嫌いをしていた。だが、沖田の手術を見るうちに尊敬の念を抱く。さらに井川はナース柴田由紀(木村文乃)に好意を抱いているが、柴田は沖田が好きという設定だ。

「井川は軽い性格の役でいい味を出しています。そのためか、愛人がいながら嫉妬に狂う壮大が主役で、井川が準主役という声もあるほどです。ヒロインの深冬にしてもどんどん影が薄くなり、柴田の出番が増えています。壮大を中心にした実梨、井川、柴田の人間関係の方が面白いと評判なのです。沖田が主人公である必要もなかったのではないかという意見もあります」(同・ライター)

3月19日放送の最終回第10話では、実梨と外科部長の羽村圭吾(及川光博)の暴露で、壮大は副院長を解任される。完全に主役は壮大に移っている様相を呈している。

「第9話まで平均視聴率は14・3%で、大きく上昇した回がなく最終回を迎えます。こういうばかばかしい内容がいいという視聴者もいるでしょうが『こんなドラマに主演した木村がかわいそう』という“同情”が生まれているようです。視聴率が好調なら11話まであったそうですが…」(TBS関係者)

それでも1~3月期の民放ドラマではナンバーワンの数字を残した。

 

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