反町隆史が「相棒」続投になった真相

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水谷豊主演の連続ドラマ『相棒 season15』(テレビ朝日系)がいよいよ最終回を迎える。そんななかで“相棒”が反町隆史から元『SMAP』の稲垣吾郎に変わるのではないかとの報道が一部あったが、これが全くの誤報であることが判明した。

「3月上旬に行われたseason15の打ち上げで、水谷豊がギャグとして『次の相棒は稲垣吾郎さんらしいです』と発言し、全員が凍りついた場面がありました。しかし、この発言は、いま出ている報道に絡めたジョークだと分かって、会場は和やかな雰囲気になりました。すでにプロデューサーからこの打ち上げでは『水谷さんと反町さんは夏以降のスケジュールを空けておいてください』とseason16に向けて明確に言っていましたから、引き続き出演するのは決定です」(芸能関係者)

現在の視聴率は、歴代の相棒と比較すると苦戦している。このあたりが“相棒の交代”が囁かれた要因だ。

「season15の第1話が15.5%。第10話の元日スペシャルが17.3%。いまのところ最低は第12話の13.3%で、最終回前の第17話が 15.5%と、十分に合格点には達しています。直近で少し盛り返してきたのは、やはり劇場版の成功があるでしょう。この成功が、引き続き反町を起用することを決定付けました。ただ、歴代の相棒と比べると、満足の数字とまでは言えませんが…。最終回の3月22日の2時間スペシャルは、どうやら時々出てくる仲間由紀恵さんがメインになる回のようです」(テレビ雑誌編集者)

 

映画で評価を一変させた水谷・反町コンビ

3年ぶりとなるシリーズ最新作の映画『相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係最後の決断』は、公開2日で4億174万3800円の売り上げと、動員観客数31万6539人を記録した。2月11日にはシリーズの累計観客動員が1000万人を突破している。

同映画はファンのあいだでも「いままでよりもメッセージ性が強い」、「いつもの『相棒』とはひと味違う」と評価が高い。テレビシリーズの視聴率はいままでより低迷していても、「水谷・反町コンビでやる映画は当たる」というのがテレビ朝日内の見方として定着した。

「ジャニーズ事務所には製作陣から1本の電話もありません。水谷の相棒が変わるなんて、記者が誰かに騙されたのではないでしょうか」(同・編集者)

稲垣の情報を流したのは誰なのか。これこそ杉下右京に犯人捜しをお願いしたいところだ。