「べっぴんさん」が終盤に視聴率急落した原因

オリバー / PIXTA(ピクスタ)

芳根京子主演の朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』(NHK)が、終盤になって視聴率が落ちてきている。

第23週(3月6~11日)の平均視聴率は19.7%、直近の第24週(3月13~18日)が19.7%。これまで視聴率が最も低かった放送開始直後の第2週(10月10~15日)の19.8%を下回っている状況だ。

「21%台に乗ったのが3回、あとは全部20%台。このままでは大ヒットの目安とされる22%、ヒットといわれる21%になることは難しく、合格点とされる20%台を守るのに必死でしょう。単日ですが、3月18日には17.9%にまで落ちています。これは単日のワーストです」(テレビ雑誌編集者)

最終回は第26週の4月1日。後半になって視聴率が落ちているというのは、視聴者が「見ていたがつまらない」と見切ったことも考えられる。

「最後はハッピーエンドで終わるのがNHKの朝の連続テレビ小説ですが、物語の中盤の間延びは避けられません。ゴール目前で岩佐栄輔役の松下優也が小野明美役の谷村美月に結婚を申し込むのですが、すぐに了承をしませんでした。最終回は幸せの象徴・四葉のクローバーまで出るというネタバレも出ているのに、意味もない引き伸ばしには見ていて飽きてしまいます」(ドラマライター)

 

視聴率低下の原因は芳根か?

3月に発売した一部週刊誌が、べっぴんさんの人気が出ない理由を分析していた。その主因は、主人公の坂東すみれ役の芳根だとしている。

「芳根は上品といえば聞こえもいいが、華がない。最近のテレビ小説の主演女優は、例えば『花子とアン』(2014年上半期=視聴率22・6%)の吉高由里子、前回『とと姉ちゃん』(2016年上半期=22・8%)が高畑充希と、どちらも存在が印象的です。それに比べると芳根は印象が薄いのです」(同・ライター)

どうして芳根は人気が出ないのだろうか。

「男性誌が芳根のことを取り上げていません。男性誌は下品な記事を書きますが、それも宣伝になるのです。男性誌に取り上げられず、インターネット上でも話題にならない。話題にならないので、出演作品もつまらないという判断になってしまうのでしょう」(同・ライター)

これまでテレビ小説からは多くの人気女優が生まれてきた。次作『ひよっこ』に主演する有村架純などが好例だ。

「有村は『あまちゃん』の脇役で認知度が上がり、一気に人気女優になりました。アイドルのようなかわいらしさが出演中から話題で、男性誌にも多く取り上げられていました。この差でしょう」(週刊誌記者)

芳根の前途は多難の様相だが、男性誌が食いつきそうな話題を所属芸能事務所が仕込めば一発逆転は可能かもしれない。

 

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