散々な評価の「A LIFE」で唯一高評価だった女優に依頼殺到

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木村拓哉主演の連続ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)は、3月19日に放送された最終回が最高平均視聴率16.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。

TBS関係者は「スポンサーが満足するぎりぎりの数字を刻むことはできた」とは言うものの、肩に力が入り過ぎた木村と、親友役の脳外科医を演じた浅野忠信の評価は散々なものだった。

「松山ケンイチも優柔不断ぶりばかりが目に余る役でした。その評判が悪いキャストばかりのなかで、唯一輝きを放ったのが木村文乃でしょう。オペナースという立場で、味方の少ない木村を病院内で守る役を演じていました。ドラマの進行も彼女の台詞で分かりやすくなったところが多かった。演出家たちは彼女のクレバーな演技に注目していました」(同・関係者)

 

下積みが10年以上続いた苦労人の木村文乃

木村文乃は2004年にDHC協賛の映画『アダン』のヒロインオーディションにて応募者3074人のなかから選ばれ、2006年公開の同作品にて女優としてデビューを果たした。しかし、なかなか役に恵まれず、ティッシュ配りやファミレスの店員、ウェディングの介添えなどアルバイトを多くやっていたたという。

「そうした社会で働いた体験が、木村の『普通に職場にいる感覚』を醸し出していると思います。このような雰囲気を出すことのできる女優は、本当に稀少です」(演出家)

2015年4月には『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(TBS系)で、女優12年目にして初めて連続ドラマの主演を果たした。

「A LIFE最終回の数字は、全員の力で取ったものですが、出演者では木村文乃にオファーが殺到しています。今回、唯一“成功”した女優でしょう」(同・演出家)

A LIFEは、木村文乃という実力派女優の“命”が誕生したドラマだったと言えるのかもしれない。

 

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