「究極のパクリ」と評判の小栗旬&西島秀俊共演新ドラマ「CRISIS」

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「制作陣は手応えを感じているようですが、個人的には“見飽きた”内容になると思いますよ」

自局の4~6月期の新ドラマに対し、いかにも苦虫を噛みつぶしたように語るフジテレビのドラマプロデューサーA氏。それもそのはず、4月11日から放送が始まる『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』は関西テレビの制作だからだ。

「キー局にはそれぞれ、準キー局(在阪放送局)に割り振られた放送枠があります。フジテレビの火曜日21時台は関西テレビのドラマ枠なので、フジテレビのドラマ制作部にしてみれば、仮に好視聴率を記録しても素直に喜べないのです」(放送作家)

この1~3月期に同枠で放送された草彅剛主演の『嘘の戦争』は、フジテレビの同期ドラマのなかでトップの平均視聴率11.3%を獲得している。もしCRISISが4~6月期もトップになると、ますます面白くないのだろう。

このCRISISは、小栗旬と西島秀俊が両主演のクライムアクションと聞けば、いかにも高視聴率になりそうと思いがちだが、ドラマファンの前評判は悪い。

「原案と脚本が金城一紀で、小栗旬と野間口徹が出演するのは『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(テレビ朝日系)のときと同じです。また、舞台が公安部で、西島秀俊と石田ゆり子が出演するのは『MOZU』(TBS、WOWOW)と同じ。『他局のパクリでしかドラマを作れないの?』と、ドラマファンが集まるSNSではひどい言われようです」(同・作家)

 

脚本家と小栗と西島の関係

冒頭でフジテレビのドラマプロデューサーA氏が「見飽きた」と指摘したのは、まさにこの点だ。

「金城さんは岡田准一を人気俳優に押し上げた『SP 警視庁警備部警護課第四係』シリーズでフジテレビに貢献してくれましたが、今回のCRISISはテロリスト、軍事スパイ、新興宗教などに備えて新設された、公安機動捜査隊特捜班が舞台。いかにもSPとBORDERとMOZUをごちゃ混ぜにした作品としか思えません。しかも、小栗と西島は、金城さんが主宰するアクション格闘技道場の門下生。例えば、3人が訓練後、酒を飲みながらドラマについて語っているうちに生まれた作品…とか、ありがちなオチがついてたりして(苦笑)」(A氏)

ちなみに、奇しくも2014年4~6月期の木曜日21時台に放送されたBORDERとMOZU(Season1~百舌の叫ぶ夜~)の平均視聴率は、BORDERが12.2%でMOZUが11.0%。完全な裏表同士で視聴率を食い合ったにしては、両者ともなかなかの好視聴率だった。

これならパクりたくなるのもやむなしか。

 

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