映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『アンジェリカの微笑み』

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眠るように死せる超絶パツキン美女に魅せられて…西洋版“牡丹灯籠”か

『アンジェリカの微笑み』
クレストインターナショナル配給/渋谷Bunkamuraル・シネマにて12月5日より公開
監督/マノエル・ド・オリヴェイラ
出演/ピラール・ロペス・デ・アジャラほか

本作の最大の“売り”は、チラシなどにもあるように今年4月に106歳で亡くなるまで現役最高齢監督であったポルトガルの至宝マノエル・ド・オリヴェイラ監督が101歳の時に撮ったファンタジーであること。

日本公開まで4、5年のブランクがあるのは、配給しようとしたA社が潰れ、次に配給しようとしたB社も倒産し、ですっかり“呪われた”となってしまったわけだ。紆余曲折を経て結果的にオリヴェイラ監督の訃報が届いた今年に日本公開されるのも奇しく因縁と言うべきか。