一つは、透明なケースの中に液体と星型やハート型のラメが入っているスマホケースのトラブル相談だ。
ケースから液体が漏れた場合に、肌がかぶれたり火傷をする事例が確認されている。そのため、同センターでは、皮膚についたらすぐに洗い流すように呼び掛けている。
もっとも、液漏れが起きない場合でも、この種類のケースは、電池消耗を促進してしまうという問題がかねてから指摘されていた。スマホに同種のケースを付けてしまうと、バッテリーを含む本体が熱を逃がしにくくなるため、バッテリーの温度が上がり消耗が激しくなるというわけだ。
そしてもう一つは、街でも使用しているのをよく見かけることができる、手帳型のケースのトラブルだ。
スマホケースに一緒に収納している各種カードが、使用不可になる可能性があるというから、深刻な問題だ。
「手帳型は別名“完結型”と言われ、分厚いスマホケースを、小銭入れ併用の財布兼カードケースとして使用している人がいます。その場合、注意が必要なカードが2種類あります。まずはICカード(スイカ、パスモ、エディなどの電子マネーカードに多く使用されている種類のもの)で、スマホから出ている電磁波が、ICカード内の電気回線に影響を与え、改札などでタッチしても反応しないことがあるのです」(センターの担当者)