阪神不振の最大原因は金本監督の「超恐怖采配」

「金本監督の就任が決まった当初から、選手の間では『怖い』と言われ始めました。金本監督の現役時代を知る選手もまだ残っていて、当時の試合前は、独特の緊張感があるために話し掛けられなかったといいます。全ての打席で凡退した翌日の試合前は、特にそうだったようです」(ベテラン記者)

そんな金本監督のフラストレーションが爆発したのは、キャプテンである鳥谷敬(35)の不振に対してだった。「若手を多く起用しているのだから、ベテランがチームを牽引しなければ」と、チーム全体の士気に影響するとして喝を入れたのだ。

「怒りを通り越して凍りついたのが、6月26日の広島東洋カープ戦でした。同点に追い付かれた九回裏に、平凡なフライを中堅手の中谷将大と左翼手の俊介が衝突して落球し、それが原因でサヨナラ負けを喫した。金本監督は担架で運ばれる俊介の状況を確かめるのも忘れ、しばらく動けなくなっていました」(同)

5月18日の巨人戦では、本塁突入時の捕手と走者の衝突と、お互いの怪我を防ぐために新設された『コリジョンルール』の適用第一号となり敗戦している。思い通りにいかないチーム状態に対しての、金本監督の胸中も分からなくはない。しかし、その原因は監督自身にあるのだという。