また正社員がヘルゾー!アベノミクス新3本の矢が撃ち抜く「1億総格差社会」

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「“1億総活躍社会”を目指す」のだという。まるで小学生の作文並みのネーミングだ。安倍晋三首相が国会の閉幕に合わせた会見での発言である。

さらには『新3本の矢』と銘打ち、

1.希望を生み出す強い経済=GDP600兆円
2.夢をつむぐ子育て支援の拡充
3.安心につながる社会保障の充実

以上を新たな目標として掲げているが、そもそもアベノミクス3本の矢(大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略)すらも行き詰まりを見せているのが現状だ。

「これらは“矢”ではなく“的”ですよね(笑)。それはまあいいとして、GDP600兆円なんて、とてもじゃないがムリ。昨年度は名目で490兆円ですよ。首相の任期が後3年として、その間5~6%という高い成長率が維持できるというのでしょうか。

この2年間GDPはゼロ成長だったのです。労働人口が減少する中でGDPを上げるには、第1に『生産性の向上』、第2に『投下資本を増やす』という2つの道しかありませんが、第2を実現するには海外からの投資を待つしかなく、個人投資家が『アベノミクスは崩壊する』と警戒して、市場から離れ始めている現状下では不可能です。

また、名目3%以上という内閣府の試算の前提となる数値もバブルに沸いた1991年を最後に、名目成長率が3%を上回ったことはない」(大手銀調査部長)