巨人監督要請を秘かに待ち続けた江川卓「老境の名言」

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「次の監督は俺が決める! (高橋)由伸だ!」

巨人の原辰徳監督(57)は、タニマチにそう語っていたという。また、読売サイドが監督就任を熱望する松井秀喜氏に対しては、

「来たくないのに呼ぶ必要はない!」

と、バッサリ切り捨てていたそうだ。

長嶋茂雄終身名誉監督は、松井監督を夢見ている。だから原監督の裏での発言に心を痛めているのだ。

そもそも、長嶋茂雄と原辰徳の確執は20年前に遡る。原監督が現役引退した1995年シーズン、主砲・原の代打として長男・長嶋一茂を告げたのが始まりと言われている。

この年、私は都内のスポーツジムでこんな光景に出くわした。ロッカールームで原と当時評論家だった田淵幸一が偶然一緒になったのだ。その際、“代打・一茂”の一件について田淵が話を振った。

田淵「長嶋さんもむごいことするよな!」

原「許せませんよ!」

田淵の問いかけに原は鬼の形相でそう答えた。私と田淵は親友だ。2人して、忘れることのできないシーンだった。

原監督がミスターよりも故藤田元司氏を尊敬していたのは有名な話。だから原監督が巨人の指揮官に就任したら、長嶋野球の真逆をすることは予想できたし、実際その通りなった。