大どんでん返し!インドネシア高速鉄道競争で「日本が中国に惨敗」の裏事情

出典:https://pixta.jp

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えっ? 列車大事故をやらかした中国に日本が負けた?

インドネシア政府が進めている高速鉄道計画(新幹線計画)で、日本と中国が激しい受注競争を繰り広げた結果、中国案が採用されることになった。
いったい受注競争の裏側で何が起きていたのか。

首都ジャカルタとジャワ島東部のスラバヤ(730km)を結ぶ高速鉄道計画が進む中、まずジャカルタ~バンドンの144km間を優先着工させる計画に、2009年から日本は名乗りを上げた。日本は高い鉄道技術力を持つため、受注が確実視されていた。

ところが昨年10月、インドネシアの政権が親日だったユドヨノ大統領から親中のジョコ大統領に交代。今年3月の同大統領訪中で中国が高速鉄道計画への支援を表明した時期から、次第に雲行きが怪しくなってきた。

「そこで日本側が安全性最優先で巻き返しに出た直後の8月、内閣改造で日本支持派(中央大卒)のゴーベル貿易相が退任、中国支持のリニ国営企業相が残留、政権の中国寄りが鮮明になったのです。この改造には、ジョコ大統領の裏で影響力を行使するメガワティ元大統領を遠ざけるという政治的理由があったとされます」(現地特派記者)

その後、インドネシア政府は9月3日に「高速鉄道計画は白紙」と突然発表し、一度は日中痛み分けになった。そこで、ゴーベル氏が9月14日から訪日し、北陸新幹線に乗車した上で、安全性や快適性を体験して帰国。日本側は政権中枢に日本を再度アピールした。