映画「ハイキュー!!」51億円突破にキャストも歓喜「数字が全てじゃないけれど」一方、初登場6位映画は「観て良かったけどすごく疲れた」

最新の映画興行収入が発表され、映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(東宝)の興行収入が51億円を突破したことがわかった。一方で、初登場6位にランクインした杉咲花主演の映画『52ヘルツのクジラたち』(ギャガ)は、キャストの演技は絶賛されているもののイマイチ盛り上がりに欠けている。

3月4日、映画の週末観客動員数TOP10が発表され(興行通信社調べ、3月1~3日)、2週連続1位だった『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が、『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』(東宝)に首位を奪われ2位となった。しかし、週末3日間の成績は動員38万人、興収5億2500万円と好調を維持。累計成績も動員359万人、興収51億円となり未だに勢いが衰えない。

『ハイキュー!! 』の51億突破にはキャストからも喜びの声が聞かれ、主人公・日向翔陽を担当する声優の村瀬歩はXで「数字が全てじゃないけれど、これだけの方が楽しみに待ってくださった潜熱を感じるなあ。その想いにただただ感謝!是非まだまだ観に行ってください」と感謝を綴った。

一方で、初登場6位にランクインした『52ヘルツのクジラたち』は、町田そのこ氏が2021年に本屋大賞を受賞した同名小説の映画化。虐待され、声を出せなくなった「ムシ」と呼ばれる少年と出会った貴瑚は、かつて自分も家族に虐待されてきたことから、少年を見過ごすことが出来ず、一緒に暮らし始める。夢も未来もなかった少年にたった一つの“願い”が芽生え、少年の願いをかなえることを決心する貴瑚が、もう一度立ち上がる愛の物語だ。

国内最大級の映画レビューサイト『Filmarks』では『初日満足度ランキング』第1位を獲得。主演の杉咲花をはじめ出演キャストの演技が絶賛されており「人生で一番泣きました。台詞1つ1つ、表情仕草、間や息遣い全てが心を掴まれて涙が止まりませんでした!」「嗚咽しました。涙が止まりませんでした。安吾さんの優しさに震えました。久しぶりに映画でここまで感動しました」との声が寄せられた。

ただ、全国339スクリーンという大規模な上映の割に初登場6位という結果に、内容の重さが指摘されており「端的に言うと、くそ重い。でもめっちゃ考える話」「やるせなさともらい泣きで後半ずっと泣いてた。映画見終わったあと何時間経っても、まだ心が重い。さっき予告みてまた泣いた」「すごく良かったけどすごく重い。観て良かったけどすごく疲れた。共感できないからこそ、こんな世界があってたまるかよという悔しさから泣いた」と言った声も聞かれ、鑑賞するには覚悟が必要なようだ。

画像:公式X 劇場版『ハイキュー!! FINAL』 より

参考:映画『 52ヘルツのクジラたち 』公式

52ヘルツのクジラたち 公式サイト

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