つるの剛士“偽善ツイート”で批判続出「羞恥心ないの?」

つるの剛士 

(C)まいじつ 

タレント・つるの剛士が投稿した政治ツイートに、ネット上で賛否が寄せられている。

周知の通り、現在、メディアでは内閣総理大臣が主催する公的行事『桜を見る会』における問題が連日取り沙汰されている。同イベントの出席者は慣行として1万人程度に収められていたが、第2次安倍政権の発足以降、出席者と予算は年々増加。今年度の出席者は1万8000人にまで膨れ上がった他、1700万円ほどの予算に対して5000万円を越える費用がかかっており、歴代総理と比べて明らかに異様な数字となっていた。さらに、安倍首相が地元の後援会を招いていたことが判明し、招待者の選出に地元や支持者を優遇していた点も疑問視されることに。これらの点が「公私混同」「税金の私物化」などと批判を受け、安倍首相は国会で野党からの追及を受けていた。

こうした政治の動きを見てか、つるのは11月16日に《政治家の皆さんお願いします。台風の被害で被災された地域の方々が大変な生活を強いられています。くだらないことに大切な時間を使ってないで来年の春に桜を見せてあげてください》とツイート。同問題の追及よりも、9月・10月と立て続けに台風被害を受けた千葉県をはじめとする地域への復興を優先するよう促し、実に13万もの〝いいね〟を集める大反響を起こしている。

しかし一方では、つるのが東日本大震災の発生から2カ月もたっていないころに投稿したツイートが、今回との比較として話題となった。

 

「政治と天災結び付けて…くだらない」

同投稿において、つるのは、

《政治がこれじゃ、、大地も怒りますよね。。》

などと、こともあろうに災害の〝発生〟を政治のせいだとするツイートを投稿。リプライ欄には、

《犠牲になった方々は、天罰が下る様なことをしたのか?》
《3・11で亡くなった方々を冒涜してると思わないのか?》

など、今でも批判が寄せられており、台風被害のツイートとの整合性を巡っても、

《この理屈だと台風は自民党に対する地球の怒りってことになるよな》
《台風で大変だったさなかに内閣改造でてんやわんやしてた人たちは不問ですか?》
《俺は忘れないからな こいつが民主批判のために震災を利用したことを》
《台風被害の補正予算は止めてないだろ? 何言ってんだこいつ》
《政治と天災結び付けて…。これこそくだらない》
《羞恥心ないのこいつ》

などと、怒りの声が向けられる〝ブーメラン〟となっている。

「つるのが同ツイートをした2011年6月2日は、自民・公明をはじめとする当時の野党が菅直人首相の不信任案を提出し、復興議論よりも首相の交代を優先する政争を仕掛けた日。つるのの理屈なら、このときも『くだらないことに大切な時間を使ってないで~』と言っていないとおかしいですし、政党によってポジショントークをしていると言われても仕方がないでしょう。ちなみに、台風から一夜明けた10月13日、つるのはラグビーワールドカップの日本VSスコットランド戦を見て、《史上初の決勝!ベスト8進出》《興奮し過ぎて欲しかったカメラのレンズポチりそうになった!!》などと、絵文字を大量に使った脳天気な投稿をしています。本人は被災地に寄り添う姿勢を表していますが、それもどれほど本気なのか分かりません」(フリージャーナリスト)

14年には桜を見る会に出席し、安倍首相とも顔を合わせているつるの。自身の参加したイベントを悪く言われるのが気に入らなかったのだろうか。

 

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