豪栄道20年ぶりの日本出身力士全勝優勝達成で協会が稀勢の里から乗り換え

12日目に敗れた横綱の鶴竜は、「角番になって考えるものがあったのかもしれない。生まれ変わって勝っていくうちに自信も出てきたんじゃないか」と推測している。負け越せば大関から陥落してしまう立場に追い込まれて、ある種の開き直ったことが全勝優勝に繋がったのかもしれない。

来場所は生き残るためではなく、一転して上を目指す綱取りへの挑戦が待っている。すでに横綱審議委員会の守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)は「この全勝優勝は大きい。先場所の成績は関係ない」と語り、九州場所で連続優勝、もしくはそれに近い好成績をあげれば新横綱が誕生するのは確実とみられる。秋場所での自分の相撲に徹した戦い方をみると、稀勢の里のようにプレッシャーに押しつぶされることもないだろう。

秋場所は、稀勢の里の綱取り挑戦もあり、前売り券は完売し、15日間全てが満員御礼の札止めだった。東京開催では昨年の秋場所以来のことで、来場所も豪栄道の綱取り挑戦が待っているため人気が沸騰するのは確実だろう。

予想もしなかった強い日本出身力士の出現で、相撲人気はまだまだ続きそうだ。