“エロと変態”てんこ盛り! フレンチ版『シティーハンター THE MOVIE』

シティーハンター THE MOVIE 

映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『シティーハンター THE MOVIE』

配給/アルバトロス・フィルム TOHOシネマズ新宿ほかにて公開
監督/フィリップ・ラショー
出演/フィリップ・ラショー、エロディ・フォンタンほか

登場から35年近くたっても国内・国外含めて人気に衰えがないシリーズの実写版、おまけにフランス製でもある。監督・主演のラショーは39歳の若さで、テレビでこのアニメを見て育った〝シティーハンター世代〟だそうで、その〝シティハンター愛〟は原作の北条司からお墨付きをもらったというほどホンマモン。画面からそんなファン気質が濃厚に漂ってくる。

〝シティハンター〟こと冴羽(フィリップ・ラショー)は相棒のカオリ(エロディ・フォンタン)とともに、ボディーガードや探偵の仕事を請け負っている。ただ超の付く女好きなのが玉にキズ。新たな依頼は、新開発された『キューピッドの香水』を悪の手から守ること。だが、香を匂った者を一瞬にして虜にする強烈な効果を持つこの香水を、冴羽の旧友で元傭兵の〝海坊主〟に奪われてしまう…。

 

溢れ出るシティハンター愛

原作でも女好きの冴羽だが、今回はそこがさらに強調されているのがポイント。何しろ「恋愛にタブーはない国」のおフランス製ざんすから、セクシー度、エロス度アップが止まらない。エロ本、覗き、下着集めのヘンタイ趣味がやめられない。こんなヒーロー、今までいたか? 決死のはずの〝惚れ薬〟のような香水争奪戦のさなかにも、パンチラ狙いや美脚ガン見を忘れないほどの徹底ぶりで、ある意味立派。フランスのスケベは年季が入っております。まあ、そのたびにカオリにガツンとやられるという〝お約束〟も楽しめる。

一種の媚薬のような香水が振りまかれる作品だけに、主人公も含めて、登場人物のほとんどが連鎖反応的に発情気味になるのがオカシイ。もう。ご意見無用の下ネタ連発! カオリも、女性刑事も、人気女優らキレイどころがそろってフェロモン出しまくり。特にこの女優役はかつて『バーブ・ワイヤー ブロンド美女戦記』(96年)やテレビの『ベイウォッチ』シリーズで人気のセクシー派として知られ、大好きだったパツキン女優パメラ・アンダーソンだもの。超お久しぶりの気分。かなりの熟女になったけど、フェロモンの排出量は相変わらずで何より。媚薬香水で発情しているもんだから、冴えない中年男相手でもベッドに誘いまくりの肉食ぶりだ。

他にもフレンチ美人がワンサカワンサ。ヒロインのエロディ嬢も、その名に〝エロ〟が入っているせいか、マニッシュでスレンダーな外見とは裏腹に、脱いだらスゴいんです、とばかりに意外や意外の巨乳ぶりでニンマリとさせる。美形度ならサエコ役のソフィー・モーゼルがベストかも。もちろんド派手アクションも豊富だが、たっぷり〝目の保養〟に努め、笑いとエロスを大いに堪能し〝もっこり〟しよう!

 

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