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犬猫を飼育する人は年々増加している。全国犬猫飼育調査によると、10年前に比べてペットを飼育する人が倍増。とくに50~70歳代の単身高齢者の伸びが顕著だという。
現在は犬猫の室内飼いが一般的で、寂しい一人暮らしの生活、精神的に癒やされるペットとの関係はより深いものとなっている。また、医療技術の進歩で寿命が伸びているのは人だけではなくペットも同様だ。
日本獣医師会の資料によると、犬猫の平均寿命は30年前では3~4歳。それが、最近では13~14歳にまで平均寿命が伸びている。
心配されるのが、人間よりもペットの方が長生きしてしまうこと。もしくは、入院などでペットの世話ができなくなる恐れもある。そんなときどうするか? 関係が深まれば深まるほど、その悩みは大きい。
かねてより犬猫の殺処分が社会問題化している。最近は減少傾向にあるが、動物愛護センターに引き取られ殺処分された数は12万頭以上(2013年度)。
飼い主の死亡・入院にともなって同センターに引き取られる割合は4割と多数を占めている。高齢化が進む日本では、ますますその傾向が高まるといわれている。ペットを飼うには、自分にもしものことがあった場面を想定して、準備しておかねばならない。