『志村どうぶつ園』“動物虐待”疑惑の家族出演に「打ち切りだろ!」

(C)Aaron Amat / Shutterstock

11月30日放送の『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)が、『週刊文春』により不適切な動物飼育の実態を告発された家族のコーナーを放送し、視聴者から呆れた声が上がった。

同コーナーは静岡県浜松市で暮らす6人家族が、身寄りのない動物を引き取って育てるというハートフルな企画。家の中やテニスコート8面分という巨大な庭で計37匹もの動物が放し飼いされており、いずれも殺処分寸前だった動物たちが引き取られている。

その慈悲深さから聖人のような扱いさえ受けている同家族だが、11月中旬、「文春」は飼育されている動物たちが不適切な環境に置かれていることを報道。記事には近隣住民の証言も掲載され、そこには《明らかにキャパシティーを超えてしまっている》《馬が通学路に脱走して警察沙汰に》《無責任にあれだけの動物を飼っている》などと、オンエアでは描かれない負の側面が告発されていた。

「近隣住民によると、一家は自宅の裏に動物の糞尿を山積みにしており、雨が降ると道路側に流れ込むため、臭いに関するクレームがたびたび上がっていたそう。また、糞尿が適切に処理されていない環境で過ごしている動物も心配になったとのことで、テレビとは裏腹な実態が多く明かされています」(WEBメディア編集者)

 

年末年始のドサクサでこのままフェードアウト!?

さらに、周辺では飼い犬が住民に噛み付いて流血する騒動が多発している他、長男がスプレー缶を使って飼っているヤギの体に落書きをしたという証拠画像まで。同誌記者が質問状を送ったところ、馬の脱走、ハエの大量発生、畑の食い荒らしといった近隣トラブルについては認めたが、ヤギの落書きについてはこれを否定したという。

ハートフルな放送とは裏腹の実態が暴かれた同企画だが、11月30日の番組は引き続きこの一家の企画を放送したため、ネット上には、

《あんだけ裏の顔をバラされてもまだ放送する志村どうぶつ園って》
《もうこいつら見ても失笑しかでないわ…》
《性懲りもなくまだ動物虐待一家やってんのか》
《近隣トラブルすっかりほっかむりして放送してるん?》
《てっきり打ち切りと思ったけど放送するんだね》
《いろいろウワサがあるから、以前みたいに素直に楽しい気持ちで見れない》

などと、否定的な意見が上がっている。

「『志村どうぶつ園』の次回放送は12月14日と少し開く上、その日は同企画のオンエアが予定されていない。その後も年末年始の不定期スケジュールが挟まれてレギュラー放送はしばらく先なので、どさくさに紛れて打ち切りという〝フェードアウト〟になっていくのでは。動物番組において、動物虐待ともいえるスキャンダルが出たわけですから、このまま企画継続というのは難しいでしょう」(テレビ誌ライター)

命に関わることもあり得る問題だけに、その扱いには慎重に慎重を期す必要があるだろう。

 

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