タレントのデヴィ夫人が民事控訴で完敗したことが話題になっている。
問題が起こったのは2年前のクリスマスイブ。プリンスホテルを訪れたデヴィ夫人がクロークに毛皮のコートを預けた際、クローク担当者がコートの破損に気付き、夫人にその旨を伝えた。しかし、夫人は「人的に破らなきゃこうならない」と突然、激怒。ホテル側に賠償を求めていた。
「毛皮のコートは4000万円もするといい、夫人は『従業員が踏んづけてしまい、それに気付かず持ち上げようとして裂けたんだと思う』などと怒りの声を上げていました。裁判では、コートをクロークに預けた時点で本当にコートが破損していたかが焦点になりましたが、ホテル側が提出した防犯カメラの映像では、夫人がエスカレーターに乗る際、すでにコートが裂けていることが確認されました。これが決定的な証拠となり、夫人は東京地裁の和解勧告を受け入れたものと思われます」(芸能記者)
しかし、夫人の怒りはいまだ収まらないようで、『週刊新潮』の電話取材に対して「知らないです。まだ、報告を受けていません。防犯カメラの映像? あなたにお見せしてもいいです。全然切れていませんよ。何言ってるんですか、あなた。変な言い掛かりつけないでください!」と激昂し、電話をガチャ切りしたという。
激昂すると周囲が見えなくなる
そんなデヴィ夫人に対し、ネット上では、
《まさに老害!セコ過ぎるわ》
《ホテル側が隠蔽する意味が分からん。完全にデヴィ夫人が悪いだろ》
《年を取ると自分の過失を認めたくないんだろうな》
《誰でも勘違いはあるけど、証拠まであるのに認めないってほんとしょーもなw》
《この人、こんな調子で生きてきたんだろうな。被害にあった人多そうだ》
など、厳しい声が殺到している。
「デヴィ夫人は2014年にも女優の淡路恵子さんの葬儀の際、棺の中から着物を取り出そうとして遺族と訴訟沙汰に発展しています。この件では淡路さんの長男に88万円の支払いが命じられましたが、夫人にも長男の発言を売名行為などと記したブログが名誉毀損にあたるとして、33万円の支払いが命じられました。激昂すると周囲が見えなくなってしまうのは、もともとの性格なのかもしれませんね」(前出の芸能記者)
今回の裁判では「最初から一言言ってくれたらそのまますんなり終わっていたのに、私がホテル側に難癖つけていると…、もう信じられない」と発言していたデヴィ夫人。今後も毛皮のコートと同様、〝高過ぎる〟プライドがトラブルを招かなければいいのだが…。