タッキーさすが!『SixTONES』『Snow Man』“ゴリ押し策略”大成功!

滝沢秀明 

画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

『SixTONES』と『Snow Man』のデビューシングルが、発売3日目にして売り上げ100万枚を突破。同じくデビュー曲だった『KAT-TUN』の『Real Face』以来、ジャニーズ事務所14年ぶりのミリオンヒットシングルとなった。

今回のシングルは、「SixTONES」のデビュー曲『Imitation Rain』と、「Snow Man」のデビュー曲『D.D.』の両A面。100万枚売れたと言っても、単純計算すると1グループあたりの売り上げも半分となる。また、CD封入の抽選券に当たった者だけが参加できるハイタッチ会も予定されており、当選のため100枚単位で購入する熱心なファンも大量に目撃されている。

「今回の売り方には、ファンの間でもかなりの賛否があります。そもそも、2グループを1つのCDにすれば双方のファンが購入するので、1作品の売り上げが突出するのは当たり前。ハイタッチ会は『King&Prince』のデビューシングルでも抽選制で行われましたが、あちらのメンバーは6人。しかし、『SixTONES』と『Snow Man』は2組合わせて15人もいるので、メンバー総出でドーピングする様は『AKB48』の握手会ビジネスそっくりです。抽選であることを考えると、買えば必ず握手券が付いてくる『AKB』よりヒドいかもしれません」(音楽誌ライター)

また、イベントで釣る以外にも、とにかくメディアに出しまくることで新規ファンを獲得する〝物量作戦〟も影響したようだ。

 

ジャニー氏の〝VS構想〟を継承してアレンジ

「デビューにあたってプロモーションを強化するのは当たり前ですが、この2組の場合、〝デビュー時点〟に限って言うと、宣伝量は『King&Prince』『ジャニーズWEST』『Kis-My-Ft2』といった最近のグループをはるかにしのいでいました。ドラマタイアップこそないものの、バラエティーには毎日誰かが出ていましたし、『明治製菓』『ロッテ』『東京スカイツリー』といった大手スポンサーとのCM契約・コラボも次々と獲得。デビュー日には読売新聞と朝日新聞に《ライバルがいるって最高だ》と1面丸々使った広告まで掲載され、ジャニーズファンの間でも『ゴリ押しが過ぎる』と賛否を招いています」(ジャニーズライター)

ただ、これらの〝デビュープロモーション〟は全体で見ると、驚きのナイスアイデアに満ちていたという。

「2組は〝ライバル〟というコンセプトで同時デビューしたのですが、これが予想外に功を奏しているんですよ。2組は『SixTONES』がソニーミュージック、『Snow Man』がエイベックスからCDをリリースしているのですが、競合レコード会社が手を結び、2組の曲を両A面にするなどこれまであり得なかったこと。〝明治とロッテ〟〝読売と朝日〟も競合他社で、同時デビューする同じ事務所のグループを1組ずつ起用するなんて普通は考えられません。しかし、〝ライバル〟というコンセプトでパッケージ化したことで、こうした起用も可能となり、さまざまな業界の〝ライバル同士〟も巻き込んでコラボさせることに成功。普通ではあり得ない起用がかえって相乗効果を産み、新たなビジネスモデルを誕生させました。言うなれば、大きく曲がる変化球をズバッと決めた感じですね」(大手広告代理店関係者)

そして、このパッケージ化を思いついたのが、Jr.専門のプロデューサーとなった滝沢秀明副社長だとみられている。

「2組を競わせるというコンセプト自体は、『Coming Century』と『20th Century』が内部にあった『V6』のころからあったもの。『V6』のVにはバーサスという意味もあって、これは『King&Prince』の前身である『Mr.King vs Mr.Prince』にも引き継がれました。これは亡くなったジャニー喜多川さんのアイデアなのですが、今回、このアイデアを、同一グループ内ではなく外部グループ同士の構図にしたのがタッキー。ゴリ押しや悪どい売り方でファンの不満を招いてしまいましたが、ビジネス面でいえばこれが見事に決まった形となりました。タッキーにとってはデビュープロデュース第1弾でしたが、ビジネス的には合格点のスタートだったと言っていいでしょう」(前出のジャニーズライター)

セカンドシングル以降は、セット売りではなくグループ個々での活動が予想される「SixTONES」と「Snow Man」。真の実力・人気も可視化されるだろうが、果たしてどれだけの活躍ができるのだろうか。

 

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