『麒麟がくる』が仕掛けた遊び心が話題「これウルトラセブンじゃん!」

(C)Rachata Teyparsit / Shutterstock 

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』のサブタイトルが、ウルトラセブンのタイトルの〝オマージュ〟だったとネット上で話題になっている。

1月19日に放送された初回『光秀、西へ』のタイトルを見た視聴者から、「何かの番組のタイトルに似ている」という疑問の声が上がったことが、話題になる最初のきっかけだった。その後、ネット上で「ウルトラセブンの第17話『ウルトラ警備隊西へ』じゃないか?」という指摘が上がると、賛同の声が一気に広まった。そして今現在、ドラマが進むにつれて、当初の疑惑が確信に変わっていったという。

「その後、2話と3話にはオマージュは見られなかったのですが、4話の『尾張潜入指令』が、ウルトラセブンの第9話『アンドロイド0指令』、5話の『伊平次を探せ』が、セブンの第23話『明日を捜せ』と似ていたため、ネット上で一気に盛り上がりました。ちなみに次回放送の6話『三好長慶襲撃計画』は、すでにセブンの第39話『セブン暗殺計画』のオマージュになっていることが分かっています。ドラマの製作者が、かなりのウルトラセブンファンなんじゃないでしょうかね」(エンタメ誌記者)

 

これにはアンヌ隊員もニッコリ

ネット上では、

《最初はネタかと思ったけどガチだったとはw よーく見ると文字背景も似せている感じ》
《あー、やっぱりセブンか。これは円谷ファンなら一発で分かるな》
《ディレクターがウルトラセブンファンなのかな? でも、こういった遊び心は楽しいよね》

など、大きな反響を呼んでいる。

「昭和42年に放送されたウルトラセブンは、数あるウルトラシリーズの中でも特に評価が高く、当時のタイトルをオマージュしたケースは過去にいくつか見られますね。大河のスタッフもそこに着目したんじゃないでしょうか。現在、大河ドラマファンからは、次にどんなオマージュタイトルがくるのか予想する話題で盛り上がっています。『700キロを突っ走れ!』『史上最大の侵略』『ノンマルトルの使者』『栄光は誰のために』など、『麒麟がくる』でも十分に使えそうなタイトルがたくさんありますので、今から楽しみですね」(前出のエンタメ誌記者)

最近はこのような〝あるあるネタ〟は、目ざといドラマファンがすぐに発掘するので、ネット上で〝バズる〟のが必至になっている。大河ドラマの製作者が最初からそのことを見込んでいたとすれば、狙いは大当たり。密かにほくそ笑んでいるかもしれない。

 

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