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ある程度の年齢になると、健康診断、人間ドックなど年に何回か健康検査を受けるようになります。
何のために? それは少しでも長生きをしたいからでしょう。
いつまでも健康でありたい……人として当然の願いです。
ブラジルのクラウディオ・ギル・アラウホ氏により、“立つ”、“座る”という人間の基本的な動作から健康状態がわかると発表されました。
詳しい方法を見てみましょう。
テストの方法は、10点を基準点として、減点方式で残った点数が自分の点数となります。

Photo Credit: Norio.NAKAYAMA Flickr via Compfightcc
1. 直立姿勢の状態から足を交差させてゆっくりと尻もちをつくようにして座る
2. その姿勢から、できるだけ手や肘などの支えを使わずに再度立ちあがる
この動作をパーフェクトにできたら10点満点
・ 座るとき、または立つときに手のひらを地面に着くごとに1点減点
・ 手のひらではなく前腕(ひじから手首まで)を使っても同様に1点減点
・ 地面ではなく、太ももに手をついても1点減点
・ 膝、足の側面が地面に着くと各1点減点
・ ふらつきも0.5点減点
思ったよりも簡単だと感じた方も多いのではないでしょうか。
では、最終的な点数からどのようなことがわかるでしょう?
結果
・ 7点以下=8点以上の方に比べ、6年以内の死亡する確率が2倍以上
・ 3点以下=8点以上の方に比べ、6年以内に死亡する確率が5倍以上
・ 総得点が1点減るごとに、死因に関わらず21%以上死亡率が高くなる。
あなたの健康状態はいかがでしたか?
イギリスではこのテストが発表された後に「イギリスでは床に座る習慣がないから不利だ」、「膝を悪くしている人はかえって膝を悪くしてしまうからナンセンスだ」という声も上がっています。
日本でも椅子に座るのが当たり前になり、床に座る機会が減っています。
かつてペリーが日本開国を迫り、来航したときに「床に座った状態からパッと立ち上がって軽業師のようだ」と驚いたというエピソードがあります。
健康のためには、椅子ではなく床に座る生活を残していくべきなのかもしれませんね。
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