懐かしの使い捨てカメラが、最近またブームになっているらしい。
使い捨てカメラといえば1980年代に『写ルンです』が発売され、一般家庭でも気軽に使えることから、多くの人の“ファーストカメラ”になった。
使い捨てカメラは、フィルムカメラなので撮影回数に制限があり、沢山撮ることや撮り直しが効かない。そして、撮った写真をその場で見ることができないので、現像に出すまでどんな仕上がりになっているか分からない。
アラサー世代には、現像に出して写真を見る瞬間のわくわくを懐かしく思う人も多いのではないだろうか。
使い捨てカメラのあるある話で多いのは、「指が写り込んでいる」「ピンボケ」「白目になっている子」などがある。昔のアルバムを見るとそんな失敗写真も多く、笑い話と共にそのときの情景を鮮明に思い出させてくれる。
こうした失敗とも言える写真も、その瞬間を切り取った大切な思い出となる。
現代では、デジタルカメラやスマートフォンで簡単に写真が撮れるようになった。枚数の制限もないので、日常的に沢山の写真を撮っている人も多いだろう。
撮った写真はすぐにその場で確認し、要らない写真や失敗した写真はすぐに消すことができる。写真もすぐには現像に出さず、データで保存している人も多い。
便利になった反面、1枚1枚に対する思い出は深くなくなっているように思える。
2015年頃から若年層を中心に『写ルンです』のブームが再燃。
SNSなどで、撮った写真をアップする人が増えている。ブームの理由は「手間がかかるからこそのわくわく感、一瞬を切り取るドキドキ感」なのだと言う。
便利な時代だからこその不便さが、今の若者に受けているのだろうか。
『写ルンです』の魅力は、現像までのプロセスだけではない。
写真の仕上がりが、鮮明に写るデジカメとは違う。味のある一枚になると写真家の中でも『写ルンです』を使用する人が増えているらしい。
『写ルンです』は発売30周年を迎え、アニバーサリーキットを発売中とのこと。みなさんも、使ってみてはいかがだろうか。
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