『笑点』円楽の“安倍政権批判ネタ”が炎上「ちっとも笑えない」

三遊亭円楽 

(C)まいじつ 

3月29日、新型コロナウイルス感染拡大防止により、『笑点』(日本テレビ系)が54年の番組史上初めて無観客で放送された。しかし、無観客の物珍しさもさることながら、ネット上では〝とある大喜利〟が物議を醸すこととなった。

問題の回答をしたのは、番組では紫色担当の6代目三遊亭円楽。お題は、去る2月11日に亡くなった元プロ野球監督・野村克也氏にちなんだもの。現役時代の野村氏がバッターに話し掛けることで〝揺さぶり〟をかける「囁き戦術」を得意としていたことから、一同は小道具にミットと野球帽を着用してキャッチャーになりきる。回答者が何かを言うと司会の春風亭昇太が「うるさいなぁ」と返すので、さらに回答して落とすという流れだ。

円楽は「おい、お前憲法改正どう思う?」と囁き、昇太が「うるさいなぁ」と返すと「野球選手だろ。〝キュウジョウ〟は大切にしろよ!」と回答。野球の「球場」と反戦を謳った「憲法9条」をかけ、9条を中心とした憲法改正を目指す安倍政権の姿勢を皮肉ることとなった。

 

政権からお金をもらいながら〝政権批判〟!?

この回答で見事に座布団を獲得した円楽だったが、ネット上には、

《ちっとも笑えないし反吐が出るわ》
《一気に円楽さん嫌いになった》
《もう感覚が古いんだよなぁ》
《今のはあかんわ。しょせん9条主義者》
《これは笑いではないね。笑点のレベルも落ちたねぇ》
《紫はあたまおかしい人だったんだな》

などの批判が噴出し、もはや炎上状態に。一方で、

《円楽さん日本のことを本当に心配してる》
《権力を揶揄して笑い飛ばす 思想なんて関係ない》
《歌丸師匠も大喜利で時の権力者を揶揄してましたね》
《「安倍政権だから」とかじゃなく、民主党政権でもマニフェスト違反をネタにしてたよ》

など、一部では理解も見られている。

「円楽は社会派ネタや政治風刺を得意としていますが、発言がたびたび炎上しますね。2018年にも、『安倍晋三です。トランプ氏から国民の声は聞かなくていいと言われました』とネタにして批判と炎上を起こしました。円楽は文化庁の助成金を受けている落語芸術協会の協会員ですから、政権からお金をもらいながら〝政権批判〟という矛盾も指摘されていますね」(フリージャーナリスト)

最近は政治に口を出す芸人や俳優も多くなっている。大衆演劇の歴史で、何か大きな分岐点を迎えているのかもしれない。

 

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