『テラハ』問題を“完全予言”していた芸人「干されるの覚悟で言う」

(C)Rachata Teyparsit / Shutterstock

番組レギュラーだった女子プロレスラー・木村花さんの突然の死亡報告により、彼女を追い込んだ責任の一端があるとの批判を受けている恋愛リアリティーショー『テラスハウス』(NetFlix)。もはや大炎上に陥っている同番組の問題点を、ある若手お笑いコンビが指摘していたことがネットで話題となっている。

その若手コンビとは、昨年末の『M-1グランプリ2019』で決勝進出を果たすなどプチブレーク中の『ニューヨーク』。2人はコンビの公式YouTubeチャンネルで『ニューヨークのニューラジオ』という配信を行っており、今年2月23日の配信内では「テラスハウス」の話題が出ていた。

ツッコミ担当の屋敷裕政は、同番組を「面白い」としながらも、所得隠し問題で『チュートリアル』徳井義実が降板して以降、空気の悪さが浮き彫りになったことを指摘。主に『南海キャンディーズ』山里亮太の発言が目に余ると感じているようで、「徳井さんがおらんことによって、山里さんがボロカス言うのよ。(番組参加者の)素人に対して」「徳井さんがそれ(参加者)を守りつつ変なコト言うて笑いになって、山里さん1人が暴走してるなーみたいな感じなんやけど。暴走が面白いからそれに流されて、トリンドル(玲奈)さんとかもそっち側に付いて。みんなで暴走してんのよ」と番組を分析する。

 

2月の時点で番組の陰湿さを指摘

屋敷はかなり番組の空気にウンザリしているようで、その後も「俺もう嫌やねん そんなテラスハウス!」と叫ぶように吐露。「干されるの覚悟で言うわ。『テラスハウス』に牙剥くけど」「『誰が得すんねん!』って番組になってきてる。みんなたたかれんの」などと苦言を連発し、参加者をたたく一方でフォローもしないスタジオ出演者たちを引き続き批判していく。

さらに批判は制作サイドにも及び、「盛り上がるから、ボロカスに言わそうとしてる部分もある。編集が。悪く見せようと」とも発言。「しんどいのよ今の『テラスハウス』!」「今の『テラスハウス』良くないですよ。本当に弱い者いじめに見えるときもあるし」と疑問を呈し続け、「このままだと誰も『テラスハウス』に出んくなるよ」「このままじゃ番組終わるんじゃないですか?」と、番組存続の危機さえにじませていった。

当時はさほど話題にならなかった一連の発言だが、木村さんが「テラスハウス」をきっかけに誹謗中傷を受け続けていたことが発覚した今、屋敷の不安は的中する形に。まるで番組の末路を言い当てたかのような格好となり、ネット上には、

《見直したわこいつら》
《その通りバランスがおかしくなっていた》
《2月の段階でテラハの問題点を全部指摘して衝撃を受ける》
《めっちゃまともなことを言ってる。テラスハウスを好きだからガッツンガツンと物申してる。えらい》
《テラスハウス見たことなかったけどニューヨーク屋敷さんの話で良く理解できた。こんなことになってたんだ…》

など、さまざまな反応が上がった。

「徳井は自他ともに認めるプレイボーイであり、女心の理解にも定評があるモテ芸人。一方の山里は結婚したものの、非モテをこじらせた陰湿な性格と女性蔑視でおなじみです。きちんとフォローを入れながら見られる徳井と、参加者をたたく一方の山里。両輪があるからこそ成り立っていたわけで、どちらかが欠けた時点でバランスが崩壊するのは必然だったのかもしれません」(テレビ雑誌編集者)

もしも、徳井が所得隠しさえ起こしていなければ、また違った未来があったのかもしれない…。

 

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