田畑智子“完脱ぎ”映画『ふがいない僕は空を見た』~男子高校生とのエロ淫行に衝撃!

ふがいない僕は空を見た 

作品目『ふがいない僕は空を見た』

東京テアトル 2012年 DVD発売中
監督/タナダユキ
出演/田畑智子、永山絢斗、窪田正孝ほか

かつてはNHK朝ドラ『私の青空』(00年)でヒロインを演じたこともある田畑智子。再放送のテレビ『深夜食堂』(TBS系)を見ていたら、彼女がゲストで登場していた。小林薫があるじの食堂にフラリとやってきて、好物の〝猫まんま〟を頼む売れない演歌歌手で、歌いたいあまりカラオケボックスに朝までいた、という設定。これがなかなか風情があった。そんな田畑の転換期は11年だろう。それまでの〝清純派〟から突然、ヘアヌード写真集を出したのだから、話題騒然であった。そして翌年、写真集と呼応する形で挑んだのが、こちらも大胆ヌードが注目されたこの主演作だった。

助産婦の母親に育てられた卓巳(永山絢斗)は、友人と出掛けたアニメ同人誌イベントでコスプレ好きの主婦の里美(田畑智子)にナンパされ、肉体関係を続ける。里美は子供ができないことを姑に責められ、夫に対しても満たされない日常を送っていた。一方、卓巳の親友・福田(窪田正孝)はコンビニでバイトの日々だ。そんなある日、卓巳と里美の関係が明るみになってしまう…。

 

盛りのついた牝ぶりがワイセツ

高校生相手に、いわば〝淫行〟を繰り広げるストレス人妻で、アニメキャラになり切り、マンションのリビングで真昼の情事、という大胆な役柄がすごい。コスプレマニア必見かもしれない。小ぶりながらいかにも性能が良さそうな風情の美乳を全開にして、汗だくの熱演が見どころ。そそくさと衣服を脱ぐと、白磁の肌にそのおっぱいが顔を出す。小さめの乳首はすっかりエレクトし、控えめな乳輪もわなないている。田畑の秘所にその高校生がたった今放出したばかりのザーメンを、彼女がペロリと舐めて…といった生々しい描写まであるのだからビックリさせられる。田畑が大股開きでオーラルを受け入れ、若い彼氏の頭を押さえつけながら吐くセリフも結構エグい、エロい。「もっと舌を尖らせて、ちゃんと入れて」と哀願するのだから、その〝盛りのついた牝〟ぶりはワイセツ感たっぷりだった。

女性監督タナダユキは、今年初めに公開された『ロマンスドール』でも、蒼井優を現状リミットいっぱいに〝脱がせ〟ている。昔から〝性と生〟を真正面から捉える監督だけあって、性描写は念入り。今日び、女性監督の方が腹が据わっている。このときも田畑は、それに応えて、せつなくてリアルな濡れ場をこなしてくれている。作品も公開時堂々のR-18指定。それも〝勲章〟といえるだろう。

(映画評論家・秋本鉄次)

 

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