東京五輪に「舛添不要論」渦巻く! 次期都知事は猪瀬前都知事の大合唱

出典:https://pixta.jp

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「舛添要一氏は2020年の東京五輪知事は揺るがないと思っているが、オリンピックはやらせない。引きずり下ろす」

そんな物騒な発言をするのは、都議会与党、自民党幹部の一人。今、都議会自民党の一部で“舛添不要論”が蔓延し、「東京五輪は別の知事で」との声が強まっているという。自分たちが支持し、当選させた舛添知事との間で何が起きているのか。

先の自民党幹部が、その理由をこう明かす。

「アピールしすぎなんだよ舛添氏は。500億円を出す、出さないと彼が大騒ぎしたから、新国立建設の資金問題が安倍首相まで乗り出す大事に発展してしまった。東京都の予算7兆円のうち、素晴らしい五輪にするための500億円を出さないと騒ぐこと自体がおかしい」

新国立競技場予算として、当初予算2500億円のうち500億円を都が負担して欲しいと、当時の下村博文文科相が申し出た。これに舛添知事は、地方自治体が国の公共事業に資金提供する場合に条件が生じる地方財政法をタテに噛みついた。

自民党都議会幹部の批判は続く。「舛添氏は、下村氏が文科相の立場に対し、俺のほうが偉いと思っていた。だから何様のごとく振る舞い、指図するなという思いで猛反発したんです。しかし、舛添氏は五輪招致で何をしたのか。棚ボタで主催者のトップになっただけ」