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新垣結衣さんが主演しているドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』（火曜日午後10時TBS系）が話題になり、“契約結婚”という言葉が注目を浴びている。給料が貰える契約結婚に憧れたり、家事全般を住み込みでやってもらえる相手が欲しいと考える方も多くいるようだ。
実際に契約結婚をしようと考えたときにどうすればいいのか、そして、何に気を付ければいいのかわからないという方も多いと思う。そこで今回は契約結婚をする際に何に気をつけるべきかを紹介する。
■偽装結婚にならないように気をつけろ
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まず、最初に気を付けなければいけないことは、偽装結婚と見なされないようにすることだ。契約結婚とは、離婚の条件や結婚生活の内容など、何らかの契約を伴う結婚である。つまり、契約結婚自体はお互いの合意の元に希望して結婚しているので、法的には問題がない。
しかし、気を付けないと婚姻の実態がないにも関わらず婚姻関係を装う、いわば偽装結婚と見なされて罰せられてしまう可能性がある。婚姻関係を立証するには、一緒に住んでいるなど、“婚姻生活の実態がある”ことが条件となる。たとえば、外国人が在留資格や就労資格を得る目的で書類上でのみ結婚するような場合、偽装結婚とみなされる。
■契約形態はどうするべきか？
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いざ契約結婚をしようとする場合、契約をどうやってするのかと悩むだろう。ドラマの場合は、事実婚という形で婚姻届を出さずに、雇用契約を結ぶ形になっていた。実際に行う際には、どうするべきなのか？
方法としては、事実婚の形を取る場合と、婚姻届を提出して正式に婚姻関係になることが挙げられる。
事実婚の場合、会社や保険組合によっては扶養家族として認められないこともあり、結婚のメリットを最大限に生かせない可能性がある。一方で、婚姻届を出した場合は、契約を終えて離婚した際に、離婚歴が戸籍に記載されるというデメリットがある。
雇用契約自体にも種類があり、2人の間で簡単な覚書を交わすだけの場合、ある程度契約書の体裁を整えて私文書という扱いで契約する場合、更に公証役場に持っていって、公正証書として結婚契約書を作る場合の3パターンがある。簡単な覚書の場合は紛争時に法的効力が認められない可能性があるが、公正証書を作成する場合はお金が掛かるというデメリットがある。
■契約書に書いておくべきこと
結婚契約を締結する際には、しっかり決めておかないとあとでトラブルになることもある。お互いの恋愛をどうするか、金銭授受はどのように発生するのか、雇用契約を伴う場合は労働時間、契約期間や途中解約の条件などを最低でも決めておかないといけない。また、夜の関係をどうするか、時間外労働や、お互いのプライバシーなどに関しても、しっかりと決めておく方が後でトラブルになりづらい。
また、お互いのプライベート空間もしっかり確保することが長続きする秘訣である。ドラマのように、雇用されている側がリビングで寝るなど、自分の部屋がない場合はストレスの原因になる場合も多いので、契約する時点で部屋についても取り決めておくといい。また、籍を入れる場合は、相続権をどうするかなども契約しておく必要がある。
相手を信用するということは大切だが、契約結婚である以上ビジネスの関係となるので、出来る限り具体的にしっかりと契約書を作ることが求められるだろう。しっかりとした体裁の契約を結ぶことなしに、契約結婚は成立し難い。
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