アラサー世代に大流行した『プリント倶楽部』略してプリクラ
1995年にゲームセンターなどに設置されたプリント倶楽部。写真を撮った後すぐに印刷される手軽さと、友達と交換できるという理由などで女子高生を中心に爆発的に人気が出た。

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初期のプリクラは16分割、プリクラ手帳は皆んなが持っていた!
初期のプリクラは一種類しか印刷できなかった。サイズは親指の先程度の小ささで、シールも薄い質のものだった。16枚あるシールは友人などと交換し、交換したシールはプリクラ手帳などに貼った。
現在のプリクラのように、最初から分けられて出てくることは無かった為、プリクラ機の近くにはハサミが必ず常備されていた。
プリクラ手帳はプリクラを貼るためだけの手帳で、プリ帳とも呼ばれた。この当時の女子高生はかなりの割合で持っていた。アラサー世代の人には、実家の押入れなどにまだプリクラ手帳を保管している人もいるのではないだろうか。

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その後全身が写せるタイプのプリクラ機が登場する
それまで上半身しか撮ることが出来なかったプリクラに、全身撮影可能の機種が出た。落書き機能や、スタンプ、何種類かの写真を印刷できるようになり現在のプリクラにぐっと近くなった。
この頃から少しでも可愛く映るように、光を強く当てるような機種が人気を得ていた。
アラサー世代のプリクラの記憶はこの辺までで止まっているのではないだろうか。
目が巨大化?顔も小顔に……最新プリクラにアラサーは驚くはず
最新プリクラの特徴をいくつか上げてみる。
「目が大きくなる」
「足が細くなる」
「小顔になる」
「自動で人数分に分けるのが可能」
「携帯へ送信」
最新プリクラはとにかく、可愛く映るように追求して作られている。アラサー世代がプリクラを撮っていた当時、美化機能といえばせいぜい美白が付いているくらいだった。
現在のプリクラは、まず、シミや肌のムラは消され、顔も小顔に。足も細く、そして特徴的なのは目の巨大化……!もはや、顔の原型を留めていないのではないかと思うほどの変化である。

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機種によっては目の巨大化を防ぐものもでている
あまりにも顔が変わる現在のプリクラだが、カップルなどで撮る時は難点もあった。男性も目が大きく可愛らしくなってしまうのだ。
しかし最近では人物を指定して、目のサイズを調節できたり、美化加工の強さを調節できるものも出ている。
懐かしいプリクラ。久しぶりに撮ってみると懐かしさと驚きがあるかもしれない。友人や家族と撮ってみてはいかがだろうか。
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