いま世間で“ヌードルハラスメント”が話題になっている。日本人の麺の食べ方が、外国人にとって不快感を感じる行為になるのだといい、“ヌーハラ”という言葉でも広まっている。
「インターネットから生まれた造語とされていますが、出どころは不明です。麺を食べるときのすする音が外国人には苦痛だということで、嫌がらせと感じる人もいるとのことです」(ネットライター)
11月14日に放送された夜の報道情報番組『ユアタイム』(フジテレビ系)がこれを取り上げ、観光中の外国人を取材した。その際に麺をすする音が「トイレを流す音に聞こえる」と、国際問題として放送した。
「ユアタイムは一部分を誇張した内容で放送していました。逆に、例えばラーメンが好きな外国人が音を立てて食べることもあるという番組内容にもできたはずです。ナイフとフォークで食事をするときに、カチャカチャと音を立てるのを好まない日本人もいます。
ある一方からの主張のみを取り上げて、全体の意志であるかのように放送することはとても危険だ。
「日本人は“のどごし”という言葉があるぐらい食感を大事にしている。対して欧米人は噛む文化で、飲み込むことはできてもすすって味わうことには不慣れです。以前、外国人が日本人のように、すすって食べたいという憧れを放送した番組もありました」(同・ライター)
日本人が嫌う他国の文化もある。
「中国では食べながら話し、テーブルが汚れても気にしないのが一般的です。逆に、日本では食べながら話す行為を嫌う人がいます。口を開けながら咀嚼をして、音を食べて食べることを“クチャラー”という蔑称で呼ぶこともあるほどです。食事の背景にある、その国の食文化や習慣があることを忘れてはいけないと思います」(同・ライター)
このヌーハラについては、同じフジテレビの朝の情報番組『とくダネ!』で、キャスターの小倉智昭(69)が「日本の食文化に対して外国人にとやかく言われる筋合いはない!」とかみ付いたのを皮切りに、マツコ・デラックス(44)、梅沢富美男(66)、和田アキ子(66)などがこぞって「大げさ」だと発信している。
どうやらフジテレビの大げさに報道する局としての姿勢と、外国が大好きな体質が、ことさら問題を大きくしているだけのようだ。
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